旧ジャニーズ問題でも注目の「推し活」経験者の割合は? かなりの男女差も判明
旧ジャニーズファンによるSNS投稿、担当ホストの指名など、さまざまな形がある推し活だが…。
アニメにもなった漫画『推しの子』は、2023年の「新語・流行語大賞」30語にノミネートされた。
ファンとしてアイドルやタレント、またホストやコンカフェのキャストなどを応援する「推し」という言葉はだいぶ世の中に広まったが、その活動が「推し活」だ。
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■金銭負担のリスクも
応援する対象があることは、毎日に張り合いや生きがいを与えてくれることもあるだろう。応援するアイドルやホストなどが一歩一歩、栄光の階段を登っていくのは、何物にも代えがたい喜びなのかもしれない。
一方で、推し活にはお金がかかるもの。過度な浪費が生活に負の影響を及ぼしたり、とくにホストやコンカフェキャストを推している女性は、お金を稼ぐために水商売や風俗で働いたりするケースも。
光と影がある推し活ではあるが、実際にはどれくらいの人が経験しているのだろうか。
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■3割はある程度経験
Sirabee編集部が、10月11〜16日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「推し活経験」について調査したところ、「かなり経験あり」と答えた人が10.5%。「少し経験あり」が23.2%だった。
ある程度経験している人は3割強、全くの未経験者は半数に満たないことがわかる。ファンとしての活動は、かなり社会に根付いているようだ。
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■男女差が激しい推し活
女性アイドルや地下アイドルなどを熱心に応援する男性ファンもいるが、旧ジャニーズファンなど、推し活には女性の存在が目立つように見える。
今回の調査結果でも男女差が顕著だ。推し活を「かなり経験している」と答えた女性は、男性の3倍以上で16.1%。「少し経験」も12ポイント近い差が開いた。
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■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)