有吉弘行と千鳥の時代がお笑い界を再生させる理由 21世紀型芸人の活躍

コア視聴率や『紅白歌合戦』の司会の大抜擢からなる、有吉弘行と千鳥ら21世紀型芸人らによる、お笑い界のある程度の再生。

2023/11/05 10:45


有吉弘行・千鳥

『第74回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)で有吉弘行が司会に大抜擢された。『FNS27時間テレビ 鬼笑い祭』(フジテレビ系)で好成績を収めた千鳥と併せ、これからのお笑い界を分析したい。



■有吉の紅白司会大抜擢

『紅白歌合戦』の司会に有吉が大抜擢された。奇しくもちょうど麒麟川島明が『川島&ノブ ウダ馬なし』(関西テレビ)で話していたように、紅白の司会はまさに「司会者のトップ」。

しかも、芸人が紅白の司会をやるとなれば、内村光良のような番組の顔としての役割が期待されるだろう。内村から直接継ぐように、ここ15年程度で大きく成長した有吉に大役が任されたのだ。


関連記事:デーブ・スペクター、有吉弘行の『紅白』司会を疑問視 「有吉さんじゃなくて…」

■「27時間テレビ」を成功させた千鳥ら

有吉の紅白司会大抜擢に先駆けて、最近大きな成功を収めた中堅的な芸人がいる。『FNS27時間テレビ』の千鳥らのMCも大抜擢だった。

こちらも紅白司会と同様と言わんばかり、いやそれ以上に、北野武タモリ明石家さんまのビッグ3やナインティナインでなくては務まらない極めてハードルの高いポジション。


関連記事:クロちゃん、『紅白』初司会の有吉弘行を祝福 「同郷の大先輩…」

■コア視聴率による改革

千鳥らの大抜擢を可能にしたのは、おおよそ50歳以下の「コア視聴率」という指標である。これまで通りの世帯視聴率では今年の「27時間テレビ」も歴代で下から2番目の視聴率であるが、より正確な視聴率である個人視聴率や、コア視聴率では確かに十分な高視聴率となる。

有吉弘行『オレは絶対性格悪くない!』【Amazonでチェック】

次ページ
■21世紀型芸人への世代交代
有吉弘行NHKフジテレビ紅白歌合戦タモリ日本テレビ明石家さんま松本人志吉本興業関西テレビ27時間テレビ東野幸治麒麟ナインティナイン千鳥ノブ内村光良大悟今田耕司北野武霜降り明星川島明FNS27時間テレビお笑い第7世代ヒコロヒー大悟の芸人領収書
シェア ツイート 送る アプリで読む

編集部おすすめ


人気記事ランキング