カレンダーの”六曜”を気にする? 「大安・仏滅」を意識する人は多いが…
結婚式や宝くじを買う際など「大安」を選んで「仏滅」を避ける人も…。実態を調べてみた。
一部のカレンダーに記載されていることもある、「大安」や「仏滅」といった文字。これは六曜と呼ばれる暦注の一種で、先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の6つが順繰りに回っていく。
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■科学的根拠は皆無だが
六曜は、当然のことながら科学的根拠が全くない迷信。明治維新の際には政府が廃止を進めたものの、民間に深く根付いていたため、現代まで残ってしまった。
とくに冠婚葬祭や宝くじを買う際など、「大安」「仏滅」などを意識した人もいるのではないだろうか。実際、今の世の中ではどれくらいの人が気にしているのだろう。
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■「大安・仏滅だけ」が最多
Sirabee編集部が、全国10〜60代男女1,000名を対象に「六曜」について調査したところ、「全て気にする」と答えた人はわずか3.2%。「大安と仏滅だけ」との回答が最も多く、51.3%。
「全く気にしない」は45.5%だった。とくに冠婚葬祭では周りの目が気になるという側面もあるためか、気にする人でも有名な大安と仏滅だけ意識する、というやり過ごし方が基本のようだ。
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■世代差が顕著に
ただ、古くからの迷信・慣習ということもあって、今回の調査では世代による意識差も大きく見られた。
全て気にする派は、どの世代においても極めて少数だが、大安・仏滅を気にする人は年代が上がるほど増え、60代では63.6%に。
一方、「全く気にしない」との回答は若い世代ほど多く、10〜20代では55.5%と6割に迫っている。
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■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)