堀江貴文氏、楽天証券への追加出資をみずほFG「虎視眈々と狙っていた」 解説に「楽天のホリエモンに…」の声も
みずほFGが楽天証券に約900億円の追加出資をする件について堀江貴文氏が解説。「楽天グループはホリエモンを経営幹部に招くしかない」との声も。
実業家の「ホリエモン」こと堀江貴文氏が9日、公式YouTubeチャンネル『堀江貴文 ホリエモン』を更新。みずほフィナンシャルグループ(FG)が、子会社を通じて楽天証券に870億円の追加出資をすると発表した件について解説した。
■追加出資の背景には
みずほFGは昨年、子会社のみずほ証券を通じて楽天証券の株式の20%を取得していた。9日、株式の保有比率を49%に引き上げることで楽天側と同意。追加の出資額は870億円となる見込みとなっている。
堀江氏は、みずほ側が前回の株式取得より安い株価で買い付けをしているとし、今回の背景に、楽天証券のライバルとなるSBI証券が、9月に国内の株式売買の手数料を無料化したことがあるとする。
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■手数料の無料化で…
楽天証券は、東証への上場申請をしており、楽天モバイルの赤字補填や来年の社債の償還の資金調達が急務となっていたが、上場申請を取り下げることを決めたと発表。
楽天証券がSBI証券に対抗するべく手数料無料化に踏み切ったことから、堀江氏は「要はウン十億円、ヘタすると100億を超える利益が消えて飛んじゃうわけですよ。上場する際に、上場の目論見書っていうのを作るんですけど、目論見書に記載されている将来利益予測が、大幅に変わるわけですよね。だから、申請し直しみたいな形になる」と説明する。
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■上場は来年3月以降?
さらに、「楽天証券の決算期って12月だったと思うんですけど、期をまたぐとまたさらに面倒くさくなる。もうこの時期で上場延期って話になったので、おそらく来年3月以降に上場はズレれるんじゃないかな」と話した。
「そうなってくると、2024年の楽天グループの社債の償還、1,000億規模なんで、(上場を)かなりあてにしてたと思うんですけど、それがなかなか難しくなったということで、みずほに泣きを入れたということになりますし、みずほは泣きが入るのを虎視眈々と狙っていた」と推測。みずほ証券がオンラインを強化したい狙いについても触れる。