大谷翔平、ドジャース移籍の決め手は“気候”に? 高木豊氏&岩本勉氏が分析
メジャー史上最高額でロサンゼルス・ドジャースへ移籍する大谷翔平。より好条件のチームもあったが、決め手となったのは“気候”だと高木豊氏と岩本勉氏が分析している。
日本時間10日朝に発表された、大谷翔平選手のロサンゼルス・ドジャース移籍。これに関し、野球解説者の高木豊氏と北海道日本ハムファイターズOBの岩本勉氏が自身のYouTubeを更新し、共に入団の決め手を“気候”だと分析した。
■資金をいとわないブルージェイズにしなかったのは…
エンゼルスからドジャースへと、同じロサンゼルス本拠地のチームに移籍した大谷選手。高木氏は同日に急遽YouTube『高木豊 Takagi Yutaka』を更新し、ドジャースが直近11シーズンで10回の優勝と強豪であることから、冒頭で「優勝を常に狙えるチームに行ったということだよね」と述べた。
だがその後は、ドジャース移籍の決め手にロサンゼルスの気候があったと分析。ドジャースと争奪戦を展開していた球団に、MLB唯一カナダに本拠地を置くトロント・ブルージェイズが挙がっていたことに触れ始めた。
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■「絶対条件は気候」
高木氏は“裏情報”として、同チームが集客不足に悩んでいることもあり、カナダが国を挙げて大谷獲得に乗り出していたとの報道を紹介する。獲得資金にも糸目をつけない意向だったそうだが、それでもドジャースを選んだ理由を「気候だよね」とズバリ。
「トロントってのは寒い地域にあるし、ドジャースはロサンゼルスで気候もいいしね」「二刀流をやる上では、絶対条件は気候だと思うんだよね」と分析した。
動画の後半でも、「気候とかいろいろ考えたら、ドジャースかと思ってた」「条件もあるけども、気候ってことを大事にしたのかな」と、重ねて“気候”がカギだったとにらんでいる。
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■日本時代の先輩にあたる岩本氏も…
大谷選手が日本時代に属していた北海道日本ハムファイターズOBの岩本氏も、同日更新のYouTube『岩本勉チャンネル』で同様の認識を示した。
岩本氏は「大谷選手は出力が大きいだけに、怪我も大きかったでしょ」として、「そういった意味も踏まえて、温暖な。1年通して、比較的温暖なところで、体をメンテナンスしながらプレーすることを選んだ」と分析。
「大谷翔平、そしてエージェント、僕は賢明だったと思いますよ」「言うたら、大谷翔平の選手寿命が伸びた」と、ドジャースを選んだことを評価している。また、過去に本拠地・ドジャースタジアムを訪れた記憶から、プレーに与える影響も予想していく。
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■HR50本超えもあると期待
岩本氏は「気候で言うと、乾燥気味」と振り返ると、「乾燥気味なんで、大谷のホームラン増えるんじゃないかな?」「これ、50本超え充分あるからね」と予想。
「そういったものも踏まえて、大谷翔平が一番成績が出しやすい、そして慣れ親しんで住み慣れているロサンゼルスにいる、そういう条件全てがドジャースやったんかなと思ったね」と続け、「ブルージェイズがごっつい資金を用意して大谷を獲得するんじゃないかって言われてましたけど、『気候的に寒いな』って思ってた」とドジャースを選んだ理由を改めて分析した。
また、来季は右肘手術の影響で打者に専念することから、「冗談抜きで、あの球場やったら、今の実力やったら50本以上。60本に迫る、マグワイアとかサミー・ソーサに迫る記録」と、レジェンド打者に肩を並べるとの期待も示している。