現役ドラフトでオリックス漆原大晟が阪神に移籍 「阪神で活躍することが恩返し」【週刊バファローズ】

現役ドラフトで阪神タイガースに移籍が決まったオリックス・バファローズの漆原大晟。「1試合でも多くチームの勝利に貢献できるように」との意気込みを明かした。

2023/12/10 18:45


漆原大晟

NPBは8日、2年目となる現役ドラフトを非公開で開催した。オリックス・バファローズは中日の鈴木博志投手を獲得。漆原大晟投手が阪神タイガースに移籍をした。昨年はヤクルトから渡邉大樹を獲得するも今シーズンの1年限りで戦力外通告となり、引退している。



 

■リーグ優勝に貢献

漆原は2018年の育成ドラフト1位で、新潟医療福祉大から入団。2019年にウエスタンリーグで育成選手ながらセーブ王になると、2020年に支配下登録され、中嶋聡監督代行就任とともに、一軍の抑えや中継ぎとして22試合に登板。2021年は34試合に登板し、防御率3.03でチームのリーグ優勝に貢献。

しかし、翌2022年はキャンプから精彩に欠き、一軍登板がなかった。今季は16試合に登板。防御率3.00とまずまずの成績だったが、強力な中継ぎ陣の一角を担うことができず、ファームでの生活が多かった。


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■「阪神での活躍が恩返しに」

今回の現役ドラフトを受けて漆原は「育成ドラフトで指名していただき、在籍した5年間で色々なことを学び、成長させてもらったオリックスには感謝の気持ちしかありません。良いときも悪いときも、ファンのみなさんには温かい応援で支えていただきました。本当にありがとうございました」と述べる。

続けて「指名していただいた阪神タイガースで活躍することが恩返しにも繋がると思いますので、1試合でも多くチームの勝利に貢献できるようにがんばります」と前向きなコメントを残している。


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■阪神での開花は…

150キロを超えるストレートに、スライダー、カーブ、シュート、そしてフォークと多彩な変化球を持っており、平野佳寿や能見篤史氏からブルペンの過ごし方を学んでいるだけに、まだまだ再生する可能性を秘めている。阪神で開花する確率も高いと言っていいだろう。阪神も京セラドーム大阪を使用することも漆原にとってはプラスになるはずだ。

まずは、来季のオープン戦で京セラに凱旋してもらいたい。


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■執筆者プロフィール

どら増田
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。

音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。

横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。

2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。

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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田

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