使いたい時にすぐ使える「液体バターオイル」、その機能に衝撃走る… バター使用時の悩みも解決
「すぐに使える かける本バター」が話題を呼んでいる。料理の幅が広がる機能と利便性を備えていて…。
トーストを食べる際、バターは欠かせない存在だ。固形のバターを溶かし、たっぷり染み込ませたトーストを頬張る瞬間は至福のひと時である。
現在、ネット上では、そんな通常のバターとは異なる「バターオイル」が話題を呼んでいて…。
【合わせて読みたい】電子レンジで作るハムエッグが最高すぎる… 調理時にやりがちな「問題」も解決
画像をもっと見る
■料理で使いたい時に使用可能
今回紹介するのは、「すぐに使える かける本バター」。食品の規格上は「バター」ではなく「乳等を主要原料とする食品」に分類されるが、バター本来の甘みとコクを凝縮したバター風味のオイルとなっている。
常温で液状のため、料理で使いたい時にすぐに使用可能。かける、混ぜる、炒めるといった様々な料理シーンで活躍できるのだ。
バターの美味しさと利便性を両立させた点が評価され、今年10月には公益財団法人日本デザイン振興会主催の2023年度グッドデザイン賞を受賞した。
関連記事:「バター焼き」はバターで焼いたらダメ! その理由に納得しかなかった
■ネット上でも称賛の声
あらゆる調理シーンに対応した画期的バターオイルは、ネット上でも話題に。
「口に入るときは液状になってる場合が多いから、これでいい」「すでに溶けてるのめっちゃ便利」「お菓子作りに使えそう」「ポップコーンにかけたら最高だな」など、機能性の高さを絶賛する声が続出。
件の商品はいかにして爆誕したのだろうか。販売元であるミヨシ油脂株式会社に取材したところ、開発の舞台裏が明らかになったのだ…。
関連記事:何故今までやらなかったのか… リュウジ氏の“トーストの食べ方”が最高すぎた
■開発に至った経緯は…
ミヨシ油脂株式会社は、マーガリンやホイップクリーム、ラードなど食用加工油脂の製造、販売を手掛けている。
バターオイルを開発した経緯に関して、同社の担当者は「もともと、ベーカリーやパティスリー向けに業務用の液状バターオイルを販売していたのですが、とても好評で有名シェフの方にも愛用していただいていました。弊社の営業担当が、『これだけプロの方から評価されているのだから、一般消費者の方向けにも商品を作ったらどうか?』と提案し、開発することになりました」と説明する。
液体のバターオイルには強い思いがあったようだ。
担当者からは、「もしバターを常温で液状にできたら、もっと多くの人が手軽に使い、豊かなバター風味を楽しめるのではないかと思っていました。そんな長年の課題を解決できるよう、商品設計にこだわりました」という回答が寄せられている。
関連記事:ケーキ作りにも活躍する 「お取り寄せバター」おすすめ3選
■カルパッチョやスイーツにも使える?
件の商品は常温保管でき、液状であることが特徴的。バターを使う際の悩みも解決できそうだ。
担当者は、同商品の魅力に関して、「紙をはがす、ナイフで切って洗う、冷蔵庫に保管するといったバターを使う際に生じる煩わしさがなく、思い立ったらすぐに使えるようになりました。また、液状であることを活かして冷たい料理にもかけられるなど、『すぐに使える かける本バター』ならではの料理もできます。これまでバターだと固まってしまうため、あまり使われることのなかったカルパッチョやドレッシングにも使用できるため、活用シーンが広がります」と話す。
たしかに、一般的なバターは熱い料理に使うことが多かった。だがバターが持つ甘みとコクは、冷たいスイーツにも合うだろう。開発する際、美味しさと使いやすさを両立するのに苦労したという。
担当者からは、「常温で液状のバターオイルを使用することで、香料を使わなくても自然なバター風味を表現しつつ、扱いやすいようにしました。常温保管できるよう、油を酸化しにくくする真空ボトルを採用したり、油脂等の配合を工夫しました」と、試行錯誤を重ねたことを窺わせるコメントが寄せられている。
「すぐに使える かける本バター」、一家に一つあれば、重宝すること間違いない。
関連記事:ペペロンチーノに“アレ”を入れると反則級のウマさ 二つ星フレンチ元料理長の作り方に感激
■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
・合わせて読みたい→ケーキ作りにも活躍する 「お取り寄せバター」おすすめ3選
(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)