トコジラミ、「家の中でできる対策」があった アース製薬おすすめの方法が目からウロコ
世界中で猛威を振るうトコジラミ。家の中でできる対策をアース製薬に聞いた。
年の瀬が迫り、旅行や帰省の予定を立てる人も多いことだろう。だが、世界中でトコジラミが猛威を振るい、人々を恐怖に陥れている。
自宅でできるトコジラミ対策はあるのか、アース製薬に取材してみると…。
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■世界で増加傾向のトコジラミ
トコジラミはシラミではなく、カメムシの仲間で暗くて狭い場所を好んで潜伏する。体長は4~5ミリ前後だが、刺されると赤い発疹ができ、激しい痒みに襲われる。
フランスや韓国を中心に世界各国で増加傾向にあり、日本でも社会問題となりつつある。適切な対策が必須だ。
12月には、アース製薬公式X(旧ツイッター)が、旅行でのトコジラミ対策を紹介し、話題を呼んだ。
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■繁殖力が高い
今回は、自宅でできるトコジラミ対策について、アース製薬に取材を敢行することに。アース製薬の担当者によれば、トコジラミは産卵数が多く、繁殖力が高いという。
担当者は、「トコジラミの成虫は1日3~6個産卵し、約3ヵ月に渡り産卵を続け、生涯に200~500個産卵します。また、トコジラミは飢餓に強く、無吸血でも2~3ヵ月は生存が可能です。25℃くらいの暖かい場所を好むため、日本での主な発生時期は6~9月ですが、暖房が効いた日本の家屋では季節を問わず生息することが可能で、冬季でも出現する例があります」と注意を呼びかける。
トコジラミはどんな場所で発生するのか尋ねると、「明るい場所が苦手なため、日中はベッドや家具の隙間などの狭い場所に潜んでいます。就寝後、部屋が暗くなるとはい出てきて、寝ている住人の血を吸います。トコジラミは飛べないため、蚊のような飛翔音もなく、目が覚めたらすでに刺されていることが多いです」という回答が。
生命力が高く、音もなく忍び寄るとは何とも厄介である…。
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■家の中でできる対策は…
年末年始は旅行や帰省等で外出する人も多い。トコジラミの発生を予防するには、外から持ち込まないことも重要だ。
担当者は、「海外の宿泊先では室内の隙間などをよく確認し、部屋を明るくして荷造りするのがおすすめです。帰宅後も、手荷物などをよくチェックしてください」と話す。先述したように、繁殖力が高いため、早期発見・早期駆除が重要となる。
もし、刺された跡やかゆみがあった際の対処法を尋ねると、担当者からは「部屋に2ミリくらいの黒褐色の汚れがないか確認してください。それはトコジラミのふんで、天井や壁、カーテン、寝具付近で見つかる可能性があります。トコジラミの発生が疑われたり、気になる場合は、市販の有効成分を含んだ駆除剤を活用し、吸血されないよう肌に塗る虫よけ剤を使うなどの対策を行って下さい」という回答が寄せられている。
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■「ゴキブリ用くん煙剤」が効果的
担当者によれば、最近は薬剤の効きにくい抵抗性がある「スーパートコジラミ」の出現も問題になっているという。スーパートコジラミも含め、駆除できるアイテムはあるのだろうか。
こちらの質問をぶつけたところ、担当者は同社の『ゼロノナイトGゴキブリ用 くん煙剤 6~8畳用』を勧める。同商品に関して、担当者は「『ゼロノナイトGゴキブリ用 くん煙剤 6~8畳用』で1年に1度のケアがおすすめです。駆除することで、発生予防にもつながります。(※使用環境のほか、清掃により薬剤の付着量が減少すると持続が短くなる場合あり)」と説明する。
トコジラミ対策を徹底し、安心して年を越せるようにしたい。
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■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)