前田健太、ダルビッシュ有との初対戦振り返る　「野球人生が変わるぐらいの試合でした」

MLBデトロイト・タイガースの前田健太投手が、野球解説者・高木豊氏のYouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』にゲスト出演。サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手から受けた影響について語った。

【動画】ダルビッシュに憧れた理由とは

 

■誰かを目標にするのではなく…

バッティング練習を中心にしていた子供時代や、厳しかったPL学園高校時代、ドラフト1位で入団した広島東洋カープでの若手時代について語った前田投手。

「カープの中で1番になる」と誓い、そのために「自分のチームに憧れの選手を作らない、まずカープで誰かに憧れるとか、誰かを目標にするってことはしないっていうのは僕の中で決めていて。カープの中で黒田（博樹）さんとか大竹（寛）さんとかいらっしゃったんですけど、その方を目標にすると超えられなくなってしまうので、目標を作るのであれば、違うチームのピッチャー」と話す。

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■「野球人生が変わるぐらいの試合」

高木氏から、別のチームで目標だった人物を問われると、「僕はやっぱりダルビッシュさんですね」と即答する。

2010年5月のカープと北海道日本ハムファイターズとの交流戦で対戦した際、ダルビッシュ投手は打席に立った前田投手に対し、自身が持つほぼ全ての球種を披露。その後、ダルビッシュ投手は自身のブログで、全球種を惜しげもなく見せた意図について「これからセ・リーグを背負って、他の投手を引っ張っていく存在に」と、前田投手の才能を見込んで思いを込めたことを明かしていた。

前田投手は、「あの試合は僕の中ですごく大きかったですね。野球人生が変わるぐらいの試合でしたね」と振り返った。

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■「自分よりすごいピッチャーが…」

この対戦をきっかけにダルビッシュ投手と交流を持つようになり、「いろいろ野球の話をしてもらって、っていうので僕の中ですごく飛躍するきっかけというか、ピッチャーの話を聞くことができて、成長につながったと思う」と述べる。

「あの当時、ダルビッシュさんが筋トレとか栄養とか、そういうのを発信し始めた頃というか。そこで話を聞いて、自分よりすごいピッチャーが、自分より努力してるとか、自分より考えてるって知ったときに、このままじゃ一生勝てないというか、一生追いつけないなと思ったので、自分も変わらなきゃっていうのをきっかけに、トレーニングの見直しとか」と意識が変わったことを打ち明けていた。

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■「ダルビッシュの貢献すごい」の声も

前田投手の話に、コメント欄ではファンから「ありがたいお話の数々」「まじで貴重な話だよな。少年野球やってた当時の私が見たら多分100万回リピしてると思う」「ダルビッシュの貢献すごいな」といった声が寄せられている。