小林礼奈、中越地震被災時に感じた報道の違和感 「悲しい雰囲気を情報操作しているような…」
小林礼奈が、新潟県中越地震を被災した12歳の頃を振り返り、報道番組の実情を明かした。
タレントの小林礼奈が4日、自身のAmeba公式ブログを更新。震災をめぐる報道について思うことをつづった。
■新潟県中越地震を被災した小林
小林は「中越地震で自分が被災したときに感じた報道の違和感」と題した投稿。出身地・新潟県で12歳の頃に経験した、2004年の新潟県中越地震の報道を振り返った。
はじめに「必要以上に恐怖を煽る報道ってする必要あるのかな」と思っていたことをつづる。
小林は避難所生活も経験したそうだが、「別に悲観的になっているわけでなく、学校なくてラッキー(まあ子供だからさ)とか、避難所にいる子供同士でワイワイやって楽しんで遊んでるわけ」と、悲しさばかりではなかったことを伝えた。
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■報道の実情を明かす
「避難所にいけば友達に会える」といった楽しさもあったとつづる小林。
「そのときテレビ局の人がいっぱい来てさ、『避難所生活の悲しい現実』みたいな番組作りたいらしく『悲しかったことを教えて』『避難所生活はやっぱりつらいよね?』みたいなインタビューをされるの」と明かす。
さらに、「取材陣に『ほら、悲しい雰囲気で、もっとつらそうな雰囲気で家を見てみて』『ほらもっと俯いて』みたいな指示された友達もいた」と聞いたらしく「私の疑問はMAXになった」とのこと。
「放送見たら、遊んでる様子とか、『学校なくてやったー!』『避難所たのしいよ!』みたいなコメントしてる子供のシーンはカット」と、楽しげなシーンは番組で放送されなかったという。
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■自粛ムードに私見
偏った報道をする番組を思い返して「現実を伝えているようで、なんだかそうやって悲しい雰囲気を情報操作しているような気を子供ながらにしてしまって違和感すごかった」と回顧。
今月1日には能登半島地震が起き、新年の祝いなどを自粛すべきと考える人の声も見られるが、小林は「あまり全部が全部悲観的になることなく、皆さん普通に生活しましょう!! せっかくのお正月なんだから、できる人は楽しいことしてください。って私は思います」と私見をつづっている。
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■「そういうのを『やらせ』と言うのです」
小林から震災報道の実情が明かされ、ファンからは「つらいことがあっても元気にやれてるよ! っていうお子さんがいるならぜひ報道してあげてほしい」「そういうのを『やらせ』と言うのです。テレビのニュースはそんなものと割り切っています」との声が上がった。
小林の自粛ムードに対する意見に共感するファンもおり、「誰かが苦しんでるからって普通に暮らせる地域の人まで、なんでもダメ、なんでも自粛する必要ないし幸せになってはいけないということはないよね」といったコメントも寄せられている。
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(文/Sirabee 編集部・栗原コウジ)