映画館で”上映中のスマホ”はNG? 50代以降は6割が「とくに問題なし」
映画館で上映前のマナー啓蒙映像にも取り上げられている「上映中のスマホ使用」だが、世間の意識は意外にも…。
家族や親戚で集まったり、学生や子供たちが冬休み期間中でもあるお正月は、新しい映画が封切りされ、注目を集める季節でもある。
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■マナー映像も上映
自宅よりも大画面で、迫力の音響とともに作品を楽しめるのが魅力の映画館だが、上映前にはいくつかの注意事項も流される。
その内容は、「大きな声でしゃべらない」「飲食物の持ち込みをしない」「前の席を蹴らない」など様々だが、携帯電話やスマートフォンが普及した昨今は、「携帯電話やスマートフォンの電源は切るかマナーモードに」というものも。
マナーモードにしていても、電波が入る限りはメールやLINEなどが届いてしまうものだが、「上映中のスマートフォン」について世間はどのように感じているのだろうか。
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■「許せない」は6割弱
Sirabee編集部が、2023年12月20〜25日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「映画上映中のスマートフォン」について調査したところ、「とくに問題ない」と答えた人が42.3%。
一方、「許せない」との回答が57.7%だった。6割弱と過半数が強く否定的なものの、圧倒的多数ではなく意見が大きく割れていることがわかる。
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■世代差がくっきり
じつはこの「映画館スマホ問題」、今回の調査で世代差が極めて大きいことが判明した。まず、「問題なし派」「許せない派」は、どの世代にもそれぞれ一定程度存在し、「9割が許せない」という世代は見られない。
ただし、10〜20代において27.3%しかいない「問題なし派」は年代が上がるほど着実に増加し、50代以降は「問題なし派」が過半数に。60代ではじつに6割が「問題ない」と回答している。
LINEやTikTokなどSNSに常時接続している若い世代に対して、中高年の場合は、スマホに連絡が来るのは緊急性が高い案件である可能性もあり、若者たちとは優先順位が異なってくるのかもしれない。
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■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)