サブカル聖地のひとつ、「東京都中野区」に憧れる? 港区と比較すると…
昨年7月に惜しまれつつも中野サンプラザが閉館した中野区。芸能関係の住民も多いと言われるが…。
昨年7月をもって50年の歴史に終止符を打った、JR中野駅前にあった中野サンプラザ。コンサートホールとしては、日本武道館と並んで、アーティストが目指す殿堂のひとつだった。
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■芸人や舞台関係者なども多く
JR中央線が走るため交通の便が良く、その割には比較的家賃も手頃で暮らしやすいと言われる中野区。そのせいか、古くからミュージシャンや演劇関係者、お笑い芸人などサブカルチャーに関わる人たちが多く住んできた歴史も。
中野ブロードウェイは、オタク文化の聖地ともされている。そんな中野区に憧れる人は、全国にどれくらいいるのだろうか。
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■「憧れる」は1割
Sirabee編集部が、2023年12月20〜25日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「東京都中野区の印象」について調査したところ、「とても憧れる」と答えた人は2.0%。「少し憧れる」との回答が8.5%だった。
サブカルイメージも根強い中野区への憧れはおよそ1割。それに対して、「あまり憧れない」が26.2%。「全く憧れない」は63.3%だった。
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■憧れ率は港区の半分
同じ23区で比較してみると、「港区女子」や「港区おじさん」といった言葉もよく聞かれる港区とは、かなり印象が異なるようだ。
「港区にとても憧れる」という人は、4.7%で中野区の2倍以上。「やや憧れる」も港区は中野区の2倍程度だった。文化の香りがする中野ではあるが、ブランドイメージという意味では港区に一歩及ばないようだ。
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■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)