能登半島地震でも気になる義援金 1位は「店頭募金」、2位は「日本赤十字社」
義援金を送りたいがどこに寄付したらよいか迷ってしまう人もいるだろう。多くの人が選んでいる寄付先は…。
年が明けたばかりの北陸地方を襲った能登半島地震。交通網が寸断されていることもあり、被災自治体ではまだ一般ボランティアの受け入れは行われていない。
■ボランティア受け入れはまだ
正月早々から避難所で厳しい生活を送っている被災者たちに対して、胸を痛めている人は少なくないだろう。ボランティアなどの貢献がまだできない今、義援金や募金は被災地を支援する重要な方法のひとつだ。
テレビやSNSなどでは、さまざまな募金先が紹介されているが、こうした際、世間はどこを通じて募金することが多いのだろうか。
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■最多は「店頭募金」
Sirabee編集部が、1月5〜9日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「震災などの際の寄付先」について調査したところ、最も多かった答えは「店頭募金」で25.5%だった。
レジ横などにあり、ちょうどお財布を取り出したり釣り銭を受け取ったりするタイミングでもあるため、心理的にも寄付しやすい仕組みになっているのだろう。
店頭募金とほぼ同率だったのが、日本赤十字社で24.8%。歴史ある組織であり、使途への安心感も強いと思われる。インターネットを通じた募金で支持を集めたのが「Yahoo!募金」で15.0%。
以下、「赤い羽根共同募金」、「テレビ局の募金」と続いた。
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■税控除の措置も
ふるさと納税(ふるさと寄付金)や日本赤十字社の募金については、その公益性から税法上の優遇措置が適用される。
運営元も公式サイトなどをよく確認して、使える制度を活用しながら、必要なところに支援と思いが届くようにしたい。
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■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)