ホテルから届いた忘れ物、手紙の内容にギョッとした 衝撃の3文字が「神対応すぎる」と話題
宿泊時の忘れ物を届けてくれたホテル。手紙に記された内容が「神対応すぎる」と話題を呼んでいるのだ。
「くまのプーさん」や「サザエさん」に代表されるように、一部のキャラクターは敬称込みで名前を呼んでしまうもの。
以前X(旧・ツイッター)上では、とあるホテルの見せた敬称をめぐる「神対応」に、称賛の声が寄せられていたのをご存知だろうか。
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■ホテルの手紙「漢字3文字」に目を疑う
今回注目したいのは、Xユーザー・枢-EX.さんが投稿した1件のポスト。
「ホテルにTシャツ忘れて届けてもらったんだけど読んで声出たwww」と綴られた投稿には、人気漫画『BLEACH』のキャラクターである藍染惣右介(あいぜん・そうすけ)のプリントされたTシャツと、1通の手紙が写った写真が添えられている。
手紙には忘れ物を送付する旨が記されているのだが…なんと、忘れ物の内容については「藍染様のTシャツ」と、衝撃的な字面が並んでいたのだった。
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■全国のオタク「素晴らしい対応」
前出の『くまのプーさん』や『サザエさん』のように、キャラ名+敬称が作品タイトルとなっている場合、キャラの呼び名に敬称をつけるのは全く不自然ではない。
しかし『ドラゴンボール』のフリーザ、『ジョジョの奇妙な冒険』のDIO、『鬼滅の刃』の鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)に代表されるように、部下から畏敬の念を込めて「◯◯様」と呼ばれるキャラを、読者が敬称付きで呼ぶケースも決して珍しくないのだ。
BLEACHの藍染…いや、藍染様も例外でなく、他に類を見ない圧倒的なカリスマ性と強さは、多くの読者を魅了し続けている。
また「あまり強い言葉を遣うなよ。弱く見えるぞ」や「憧れは理解から最も遠い感情だよ」といった数々の発言は作品を代表する「名台詞」として認識されており、「名言製造機」としても非常に人気が高い。文字数の都合により割愛するが、破道の九十・黒棺の詠唱も「厨二心」に訴えてくるものがある。
つまり「藍染様」という3文字は、『BLEACH』を履修している人物にしか表現し得ない呼称なのだ。件のポストは投稿から数日足らずで1万件以上のリポストを記録するほど大きな話題を呼び、世のオタクからは「完全に『こっち側』の人じゃん…」「この担当者、破面(アランカル)だろ」「天に立つお方だからしゃーない」「ちゃんと様を付けていて、神対応すぎる」など、称賛の声が多数寄せられていた。
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■「白いシャツ」としか説明しなかったが…
件のTシャツは、2023年12月に開催された「BLEACH生誕20周年記念原画展 BLEACH EX. FINAL」会場にて受注販売されたもの。
今回の出来事の経緯について、ポスト投稿主・枢-EX.さんは「内着用に持っていき、朝の着替え時に脱いだのですが、ホテルで用意されていた部屋着も白色だったため、混ざってしまったことに気付かず、部屋に置いたままホテルをチェックアウトしてしまいました」と振り返る。
その後、忘れ物に気づいて電話をした際は『BLEACH』のブの字も出ない「イラストのついた白いシャツ」といった具合に説明をしたのだが…送られてきた手紙を見たら「藍染様」としっかり表記されており、衝撃を受けたという。
ちなみに枢-EX.さんの『BLEACH』での推しキャラはウルキオラ・シファーで、奇しくもウルキオラは藍染様の部下の筆頭である。大切なTシャツを再びその手で掴んだ際、きっと枢-EX.さんは「これが そうか」「この掌にあるものが」「心か」と、感極まったことだろう。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)