山川穂高の人的補償騒動は「後味が悪い」 高木氏が苦言、制度改革を提言
高木豊氏が山川穂高の人的補償騒動に「後味が悪い」と持論。人的補償制度も「なくてもいいのでは」と指摘した。
■人的補償制度の見直しを提言
甲斐野投手が入った埼玉西武ライオンズの戦力を分析したのち、高木氏は「ルール的には人的補償なんて、いらないんじゃないかという気がするよね。FAの権利を行使する、それで人的補償がつく。これはおかしいと思う」と人的補償制度を疑問視する。
さらに「非情な移籍がこれからも考えられるしね。だから人的補償をするにしても、たとえばプロテクトの人間をもうちょっと数を増やすとか、何十年以上は取らないとか、そういうふうにしたほうがいいのかなというような気はする」と持論を展開していた。
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■和田投手の名前が挙がり混乱
山川選手をフリーエージェントでソフトバンクが獲得したことに伴う人的補償選手騒動。10日夜に「西武が和田投手の獲得を打診」と一部スポーツ紙が報じ、ホークスファンからプロテクトを外したソフトバンク球団に批判が殺到した。
11日になり、西武が「甲斐野投手を人的補償で獲得した」と発表。和田投手から甲斐野投手になった理由については一部で「西武がソフトバンクに和田投手の獲得を打診したものの、反響の大きさから再度両球団が話し合い、甲斐野投手に変更した」と報じられているが、正式な経緯説明などはされていない。