「Picayune Dreams」プレイレビュー、ゆめにっき+東方に影響を受けたヴァンサバライクは神BGM揃い
「ゆめにっき」のようなRPGパートが不穏すぎる、異色のヴァンサバライク『Picayune Dreams』を遊んでみました。
■不気味で不穏なストーリーパート
最後に「ゆめにっき」ライクな部分の紹介ですが、休む暇もなくハイスピード弾幕バトルを終えたプレイヤーが次に体験するのは、これまた事前に何の説明もされないRPGパート。
薄暗い宇宙ステーションのような施設を進むと、各面のボスに対応する番号の部屋のロックが解除されていきます。プレイヤーがここで目にするのは過去に起きた出来事なのか、誰かの精神世界なのか…。
かろうじてわかるのは、宇宙規模の大きな「異常」に対応するため、ステーションのクルーが集められたこと、タイトルでもあるPicayune(ピカユーン)はその一人であるということ。
不気味なバトルと不穏なカットシーン、そして自機の強化を繰り返しながら、プレイヤーは少しずつ世界に起きた真実を知ることになります。
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■一部のホラー要素、そして驚きの価格は…
本作はビジュアルやストーリーなどの要素がかなり尖っており、あまり万人受けする内容とは言えないかもしれませんが、単純なヴァンサバライクゲームとして見た場合の遊びやすさは、ここ最近遊んだ同ジャンルのゲームの中でも抜群です。
基本的には特定の装備をLV8まで強化することで新しい装備がアンロックされるため、周回のたびに新しいビルドを試しているだけで、自然とプレイヤーの経験値が積まれていく設計になっています。
また、ボスの使用する弾幕などは本家STGに比べるとマイルドに調整されており、オートエイムや倍速モードなども最初から使用できるため、このジャンルにありがちな「ある程度強くなったら無双、それ以前は苦行」ということもありません。
人を選ぶ要素としては、ラストバトル付近はややホラーとも言えるパートがあり、ネタバレは避けますが、MOTHER2のギーグ戦や、ゆめにっきの「ウボァ」のような演出が苦手という人は注意が必要かもしれません。
なお、残念ながら現時点で日本語には非対応なため、詳細なストーリーが知りたい方は頑張って翻訳を行なうしかないのが現状です。
とはいえ本作は580円と、本家からして崩壊しているヴァンサバライク特有の激安価格になっているので、サクッと遊べるローグライクと良質な音楽を目当てに遊んでみてはいかがでしょうか。