簡単「揚げない揚げ出し豆腐」 油少量ヘルシーなのにカリッと本格的な味にハマる…
奥薗壽子氏の「揚げない揚げ出し豆腐」が外はカリッと出汁がしみていてびっくり。これは一度は試すべき。
居酒屋定番のおつまみといえば揚げ出し豆腐。揚げた豆腐と温かい出汁の組み合わせがたまらない。しかし、自分で作る場合手間がかかるので面倒に感じる人もいるだろう。料理研究家・奥薗壽子氏が紹介するのは「揚げない揚げ出し豆腐」。本当に揚げずに作れるのか編集部で試してみた。
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■材料はシンプル
家にあるものを使って作れるのは便利。
豆腐:1丁
ごま油:適量
片栗粉:適量
[出汁]
水:100㎖
しょうゆ:大2
みりん:大2
砂糖:小1
かつお節:1パック
ごま油:適量
仕上げに小ネギや大根おろし、おろし生姜などを加えてもいいだろう。
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■ポイントは衣を付ける前の一工夫
大きめに切った揚げ出し豆腐もあるが、今回は揚げないので半分に切ってから2〜3cm幅の大きさにカットする。水抜きは不要。キッチンペーパーで両面を挟んで5分ほど置いて、軽く表面の水分を拭き取るだけでOK。5分待つ間に出汁の水、しょうゆ、みりん、砂糖を容器に入れて混ぜておく。
豆腐に衣を付ける前に、表面にごま油を塗っておく。目安は豆腐1丁に対して大さじ1程度。全体に油を馴染ませてから豆腐に1つずつ片栗粉をつける。「片栗粉の下に油を塗り、外側を油で焼くから、少ない油で揚げたような感じに仕上がる」と奥薗氏はいう。
フライパンにごま油大さじ1〜2程度を入れて、油が温まったら1度火を止め、粉をまぶした豆腐を入れよう。火をつけたままだとハネてしまうため、ここでは火をつけずにゆっくり1つずつ置く。全部並べてから、再び点火して加熱。
表面がカリッとしてきつね色になったら裏側も焼いていこう。このとき、油が足りなくなったら鍋肌から少し足してほしい。サイドも焼いて全体に粉っぽいところがなくなれば取り出す。
豆腐を焼いたときの香ばしさや油のコクを活かすために、フライパンを洗わずにそのまま出汁を作る。混ぜ合わせた調味料を入れてひと煮立ちしたら、かつお節を加えて混ぜて出汁の完成。豆腐の上からかけて、お好みで薬味をトッピングしよう。
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■揚げ出し豆腐そのもの…
カリッとした衣に出汁が絡んで、豆腐に味がしっかり染みてジューシー。中の豆腐はふわふわ。居酒屋で食べる揚げ出し豆腐そのものだ。家で少量の油でさっと作れるなんて感激。ホームパーティーでできたてを出すのもいいかも。これからは、揚げ出し豆腐が食べたくなったらお惣菜を買わずに作りたてを味わうことにした。
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■執筆者プロフィール
池田 かおるこ:グルメ、レビュー記事をメインに執筆しているライター。
日々の晩酌をいかに美味しく楽しむかは、もはやライフワークに。簡単でコスパ良し、激ウマなお酒に合うレシピを探して実践中。
「特別な材料や凝った調理法はなし。でも美味しい」と思えるレシピを中心に紹介します。
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(取材・文/Sirabee 編集部・池田かおるこ)