芦原妃名子さん急死の経緯明かされず… 小学館の対応に漫画界から「ありえない」「最終決定ではないことを信じたい」と反発の声
『セクシー田中さん』の原作者・芦原妃名子さんの急死の経緯について、小学館が「社外発信の予定はない」としていることに、漫画界から反発や怒りの声が相次いでいる。
■「代理人であり窓口」訴えも
また、『はじめの一歩』の森川ジョージ氏は「誰が悪いという話したくないが、せめて出版社は毅然とした表明してくださいよ。代理人であり窓口だよ。若い漫画家さん達が不安になっちゃうよ」と訴える。
『重版出来!』などの松田奈緒子氏は、「小学館、最終決定ではないことを信じたい。時間がかかっても経緯説明し、再発防止に取り組んでほしい」とつづる。
『のだめカンタービレ』の二ノ宮知子氏は、作家・秋永真琴氏の「そうか…出版社は『もう亡くなった作家の名誉を守る必要はない』と考えるのか…」との投稿をリポストすると、「浮かばれない…」とつぶやいた。
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■「社風が変わらない」
『快感フレーズ』などで知られる新條まゆ氏は、過去に小学館と対立した経験を振り返ると、「社風というのは変わらないのだな。ホントに残念だ」「社風が変わらない…これみんな言ってるね。以前関わってきた人、今関わってる人さえも。変わるチャンスはあったのに。なにもかもがもう遅い」と記す。
さらに、「漫画家って今、芦原先生のことを考えない日ってないです。悔しくて。すっかり大御所扱いになった今、何ができるだろってずっと思ってきました。この業界を変えなきゃって。だから今、私は出版社とはお仕事してない。作家を守るのは作家なんだって思いを新たにしました」と決意を明かした。
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■反発や怒りの声
もんでんあきこ氏は、「今回の件で傷ついてない漫画家はいないと思います。これまでの経緯の説明と今後の対応などをじっと待ってたんですけど…そうですか…」とつぶやいた。
高橋功一郎氏は「すごいな。作家側には絶対立たないその姿勢。自分がサンデーいた30年前と何も変わらない。ぶれないね!」と反発。
松田未来氏も「それは最悪手ですよ…作家側は見てますよ」とポストする。双龍氏は、「出版社は作家の味方でなければならないぞ。それが揺らぐようなことをしたら、おとなしい作家も敬遠するし、近づかないぞ。契約で縛られてる作家だけで漫画事業をするつもりなのか?」「社の体制としての不信は相当やばいぞ」と指摘した。