14年の時を超えて登場した『風来のシレン』をプレイ 懐かしの武器や新たな超巨大モンスターが胸熱すぎる
話題の新作ゲーム『不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録』をプレイ。懐かしくも新しい刺激が最高すぎた。
ローグライクゲームの金字塔的作品である「不思議のダンジョン 風来のシレン」シリーズの14年ぶりとなる完全新作『不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録』が、1月25日に発売された。
過去作の魅力を引き継ぎつつも、新たな要素もあるとのことで『不思議のダンジョン 風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!』のみ経験している記者が実際にプレイしてみた。
画像をもっと見る
■今作のストーリー
多くのファンの期待を背負い登場した『風来のシレン』。あらすじは以下となる。
月影村の冒険から数か月後……とある不思議な夢を見た、旅の風来人「シレン」と語りイタチ「コッパ」。その夢に導かれて訪れたのが、内海にある小さな島々のひとつ「とぐろ島」。
その島には、いたるところに海賊のお宝が隠されているうえ、山頂にいる怪物の腹の中には、とびっきりのお宝が眠っているという。そんな風聞を聞きつけ、一攫千金を夢見た全国の強者どもが島に集まった。
果たして、二人の見た不思議な夢と島の関係は? そして、この島に眠るとびっきりのお宝とは?シレンとコッパの新たな冒険が幕を開ける。
月影村といえば1996年に発売されたゲームボーイ用ソフト『風来のシレンGB 月影村の怪物』の舞台であり、当時のプレイヤーにとっては込み上げるものがあるだろう。
関連記事:14年ぶりの大発見 『ポケダン空の探検隊』で“闇のディアルガ”を仲間にする方法が発覚し話題に
■シレン名物「理不尽さ」は健在
実際にプレイしてみてまず感じたのが、シレンが“今風”ということ。記者が最後にプレイしたのがニンテンドー64の作品だったというのもあるが、髪型や顔立ちがクールで主人公感があふれている。また、立体的なグラフィックであるため相棒である語りイタチ「コッパ」の可愛らしさはマシマシだ。
なお、風来のシレンシリーズということで「入るたびに構造が変化するダンジョン」「多種多様なモンスター」「危険なワナや便利な道具」はそのまま。もちろんダンジョン攻略では必須となる武器や盾が一向に拾えない、いきなり敵に囲まれてなすすべもなく倒される…といった理不尽さも健在だ。
ダンジョンに降り立ち、マルムやチンタラ、オトト兵と遭遇するたびに「お、お前、元気だったか!?」とテンションが上がり、妖刀かまいたちやバトルカウンターなどを発見すると「これ良く使ってたな~!」とノスタルジーな気持ちになった。見慣れないモンスターや道具も多くあり、これは一体…? と少しずつ知識を蓄えていくのも同シリーズの魅力のひとつだろう。
関連記事:14年ぶりの大発見 『ポケダン空の探検隊』で“闇のディアルガ”を仲間にする方法が発覚し話題に
■新要素も魅力的すぎる
なお、今作の注目ポイントはいくつかの新要素。
まずは、通常のモンスターが超巨大になる『デッ怪』だ。一部フロアには異世界とダンジョンをつなぐとされる「デッ怪ホール」が出現し、そこから3×3の9マスサイズの『デッ怪』が登場する。インパクト抜群の見た目通り、攻撃力も高く攻撃を無効化するバリアを張っているなど特殊なモンスターであり一味違う戦闘が求められる。
他にも、満腹度を150以上にすることで「ドスコイ状態」になる事が可能に。同状態ではシレンの最大HPと攻撃力が強化され、罠を踏み潰して無効化することができ、さらにはシレンが移動する効果を無効化、壁を掘ることができるなど様々なバフが付与される。満腹度が120を下回ると元のシレンの姿に戻るものの、「ドスコイ状態」を駆使することで新たな攻略方法が生まれるわけだ。
関連記事:「利益全額をウクライナに寄付」 とあるミニチュアゲーム会社の英断がネットで話題に
■今までにない楽しみ方も
また、オンライン要素「パラレルプレイ」も追加された。他の風来人のセーブデータを続きから遊ぶことができ、同じ状況・条件でダンジョン攻略を楽しむことができる。
その他にも自身が歩いた軌跡をマップ上に記すことで不用意に罠を踏むのを防いだり、モンスターや道具、罠を自由に設置して訓練することができる「もののけ道場」など便利機能もいくつか実装されている。
一通りプレイしてみたが、過去の「風来のシレン」シリーズの魅力をしっかりと汲み取りながら、新要素でより面白く、より快適に進化した作品…といった印象を受けた。過去作経験者はもちろん、今回初プレイという人も楽しめることは間違いないだろう。
関連記事:「利益全額をウクライナに寄付」 とあるミニチュアゲーム会社の英断がネットで話題に
■執筆者プロフィール
木根大心:『Sirabee』編集部記者。
インタビューや商品レビューをメインに執筆。日々のグルメレビューによって必要以上のカロリーを摂取してしまうが、自身の基礎代謝を信じすぎているがあまり年々丸くなっているのが悩み。
・合わせて読みたい→「利益全額をウクライナに寄付」 とあるミニチュアゲーム会社の英断がネットで話題に
(取材・文/Sirabee 編集部・木根 大心)