聞くだけでゾッとする確定申告、楽しく学べるゲームを発見 「天才の発想」称賛の嵐
税務署を訪れる機会が増えるこの季節。「確定申告が学べるゲーム」が大いに注目を集めている。
■販売元が明かす開発の経緯
これまでに、株式会社ブシロードクリエイティブでは、遊んで学べる投資ゲームシリーズとして「7歳から学べる投資ゲーム」「NISAが学べる投資ゲーム」と2作品を発売している。「確定申告が学べるゲーム」はそれらに続く第3弾だ。
開発に至った経緯に関して、同社の担当者は「投資ゲームシリーズは、いわゆるボードゲーマー(ボードゲームをよく遊ぶ人たち)ではなく、子供から大人まで『投資』や『お金』に興味のある人たちをターゲットにした商品です。3弾についてもこの層へのリーチを第一に考えていた際、『確定申告って領収書を集めてどうやって経費として通すかみたいなところが面白いよね。これってゲームみたいだと思うんだ』という話になり、『確定申告が学べるゲーム』を作ってみようという流れになりました」と説明する。
細かい部分は税理士にも協力してもらいながら、試行錯誤を重ねて世に出ることになったという。難解なイメージが強いため、いかにポップに楽しめるかを意識したそうだ。
担当者は、「これまでの投資ゲームシリーズを踏襲したかわいらしいイラストに加え、今回は初の盤面があるということで、色合いやカードデザインなど、すべてにわたって『怖くなりすぎない』『ボードゲームとしてのワクワク感』を大切に制作しました」「確定申告という単語自体がなじみのない人でも遊べるようにルール自体は極力簡単に、ただしクイズでは確定申告上級者でも楽しめるような内容を混ぜています」と、話す。
関連記事:堀江貴文氏、確定申告を自分でする人に本音ポツリ 「つまんなくない?」
■「完売になるところも」
昨年の「ゲームマーケット2023秋」で先行販売した際は列ができ、即完売となる大反響だったという。今回の一般販売後も、Xで大いに注目を集めている。
この話題を振ると、担当者は、「確定申告に興味関心がわくこの時期の発売は、ある程度の反響を期待しておりましたが、まさかこれほどXで話題になるとは思わず、各所完売のお知らせに毎日喜んでいます」と笑顔を見せる。
取材の最後に、担当者から「『確定申告』と聞いて苦手意識のある人、『確定申告ってなに?』という人、今年はもう確定申告の準備が終わって気兼ねなく遊べる人、これから確定申告をやらなければいけないと思っている人も、たくさんの人に愛されるゲームになればいいなと思っております」という力強いコメントが得られたのが印象的だった。
確定申告は本日2月16日から3月15日まで。税務署に行く前に、このゲームで遊べば申請がスムーズに行えるかもしれない。
関連記事:粗品、吉本興業に「文句言うていい?」 年収アップも「こんな嫌な気持ちに…」
■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
今期の推しは、『正直不動産2』(NHK)、『院内警察』(フジテレビ系)、『不適切にもほどがある!』(TBS系)。
・合わせて読みたい→粗品、吉本興業に「文句言うていい?」 年収アップも「こんな嫌な気持ちに…」
(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)