『ブギウギ』水上恒司“愛助”の鬼気迫る演技 演出担当も「息を呑んだ」現場裏話に驚きの声
NHK朝ドラ『ブギウギ』で多くの視聴者が涙した水上恒司演じる“愛助”今際のシーン、じつは…。「この役者さんすごいな…と思ったんだよね」と納得の声も。
NHK連続テレビ小説『ブギウギ』で村山愛助を演じた俳優・水上恒司が、16日放送の『あさイチ』(NHK)に出演。話題となった今際のシーンについて、驚きの事実が明かされた。
■最期は愛する“スズ子”へ手紙を…
『ブギウギ』では愛する人・スズ子(趣里)と結婚することを望みながら無念の死をとげた愛助を演じた水上。
第85話が放送された今月1日には、危篤状態となった愛助が最後の力を振り絞ってスズ子へ手紙を書くというシーンに涙する人が続出し、「愛助さん」がトレンド入りもした。
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■演出担当も息を呑んだ鬼気迫る演技
起き上がって苦しそうな息遣いで机に這いつくばり、鉛筆を握りしめて一文字一文字をゆっくりと書き進めるその演技は鬼気迫るもので、視聴者からは「壮絶…」「愛助さんの苦しみ、無念が伝わってきてつらい…」との声が。
このシーンについてドラマ班の演出担当からは「死にものぐるいで手紙を書く愛助の姿に息を呑みました。その結果、『カット!』というコールがかけられず、想定よりも随分と長い撮影になってしまいましたが、水上さんはものすごい熱量で芝居を続けてくれました」とのコメントが寄せられ、水上のアドリブを中心に構成されたことも明かされた。
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■溢れる役者魂
手紙を書く途中にはガクッと崩れる場面もあったが、これも水上のアドリブで「1回そういうのがあったほうが良いかなと思いまして…あとやっぱり仰るとおり全然カットがかからないから、ずっとこれ(書いている様子)もなんかつまんないかなって」とのこと。
しかし「あと今ちょっと反省ですけど…今ちゃんと(鉛筆を)持てていたんでもっとグーにしておけば良かったなと」と驕る様子は微塵もなく、さらなる役者魂をみせていた。
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■「すごい演技力」
この裏話に「あの手紙の様子はアドリブだったのか」「愛助が最後の手紙書いてるシーン、アドリブなんだ。すごい演技力だな〜。1つ1つ全力投球なんだな〜」などと驚く声が。
また、「病床シーンの演技がリアル過ぎて見入ってしまったなあ」「たしかに、『ブギウギ』今際のシーンは本当に上手だなと思ったわ」「ものすごく力を入れて鉛筆を握りしめているのに全然力のある字が書けない演技がリアルで、この役者さんすごいな…と思ったんだよね」とそのシーンを回顧し、納得する人もいた。
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(文/Sirabee 編集部・今井のか)