東京ディズニー訪れたオタク、驚きのルーティンに目を疑う 「教科書で見た」と称賛の嵐
オタク友達数名と東京ディズニーシーへと向かった男性。現地で撮影した「歴史的集合写真」に、称賛の声が相次いだ。
「三人寄れば文殊の知恵」という言葉があるが、親しい友人らのパワーが合わさると、足し算でなく「掛け算」のような爆発力を発揮するケースも珍しくない。
X(旧:ツイッター)上では、東京ディズニーシーを訪れた6名のオタク男性らによる集合写真の「クオリティの高さ」が話題となっていたのをご存知だろうか。
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■オタクが6人集まると…
今回注目したいのは、Xユーザー・鰐軍壮さんが投稿したポスト。
「オタクはディズニーで線路を見つけるとすぐリットン調査団になる」と意味深な文章の綴られた投稿には、東京ディズニーシーで撮影したと思しき写真が添えられている。路面電車のレールを眺めながら思案したポーズをとる男性らの姿および服装には、どこか見覚えが…。
そう、こちらは歴史の教科書で写真を目にする「リットン調査団」を見事に再現した集合写真なのだ。
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■「舞浜は満州だった…?」
「どうだ明るくなつたろう」のフレーズでお馴染みな成金男性の風刺画のように、歴史の教科書には数十年経っても色褪せず、かつて学生であった人々の記憶に刻まれたビジュアル資料が多数。
かの「柳条湖事件」の真相を探るべく国際連盟から満州へ派遣されたリットン調査団もその一角で、わずか1ページの登場にも関わらず、印象的な名前とスタイリッシュな構図の写真というキャラ立ちにより、今日も学生らに謎のインパクトを与え続けている。
実際、どのような組織であったか忘れていても「リットン調査団」の7文字を見ると、「スーツ姿の男性たち」と「線路」を即座に連想する人は多いはず。
こちらのポストは瞬く間に話題となり、投稿から数日で3万件以上ものリポストを記録したほど。他のXユーザーからは「クオリティが高すぎる…」「ディズニーの世界観に違和感なく溶け込んでるのもすごい」「教科書で見た内容」「舞浜は満州だった…?」など、驚きと称賛の入り混じった声が多数寄せられていた。
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■投稿主、完全にノリノリである
オタクはディズニーで線路を見つけるとすぐリットン調査団になる pic.twitter.com/c5vUNd1qmc
— 鰐軍壮 (@WANIGUNNSOU) January 7, 2024
話題の写真撮影の経緯について、ポスト投稿主・鰐軍壮さんは「仲の良いオタク友達らと『年が明けたらディズニーシーに行くか』という話になりました」「元々メンバー全員がレトロファッションが好きで普段から写真のような格好で遊んでいるのですが、いざディズニーシーに着いてみたら思った以上に風景にマッチしており、面白いなと思ったのがきっかけでした」と振り返る。
ディズニーシーの「アメリカンウォーターフロントエリア」は20世紀初頭のアメリカをイメージしたエリアのため、服装との親和性が抜群。そこで友人らと写真を撮り合って楽しんでいたところ、地面を見たら廃線跡を発見し、即座に「リットン調査団」を連想したという。
オタクは線路を見つけるとすぐリットン調査団をする pic.twitter.com/9YgTkSKuiO
— 鰐軍壮 (@WANIGUNNSOU) January 1, 2021
ちなみに、件の「リットン調査団再現」は鰐軍壮さんらのオリジナルではなく、手頃な線路に遭遇したネットユーザーらがポーズを模して写真を撮る…という、一種のネットミームとして認知されている。
しかし今回投稿された写真は明らかにクオリティが高く、そのため大きな話題となったのだろう。鰐軍壮さんは特に「趣味の合う友人達でこういう写真を撮るの、楽しそう!」「立ち位置の再現度が高い!」といった意見の多かったことが嬉しかったそう。
ディズニーファンの間では、エリアの時代設定に合わせたコーディネートを楽しむ「時代イン」が流行しており、鰐軍壮さんは「我々の愛好するレトロファッションという服飾ジャンル、そしてレトロファッションでディズニーを訪れる『時代イン』という文化が。より広まってくれたら嬉しいなと思います」と、笑顔で語っていた。
なお1点注意しておきたいのが、こうした集合写真を撮影する際は「周囲の迷惑にならないよう」というのが絶対のルール。
今回の撮影時の様子について、鰐軍壮さんは「人通りが少ないタイミングに、道路の端の方で、かつ万が一にも通行の邪魔にならないよう短時間で済ませたためか、周囲からの反応は特にありませんでした」と振り返っている。ポスト投稿でもしっかり周囲の人々にボカしを入れており、細部への配慮が感じられる点も含め、素晴らしい1枚ではないだろうか。
リットン調査団を設立する際は、マナーを守って写真撮影を楽しもう。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力と機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)