『ブラタモリ』レギュラー放送終了を惜しむ声が5割 40代以降では顕著に
NHKの定例会見で「3月末でのレギュラー放送終了」が発表された『ブラタモリ』。タモリは今年8月で79歳になるが…。
2008年から放送が始まったNHKの街ブラ番組『ブラタモリ』。博覧強記で説明もわかりやすいタモリと女性アナウンサー、さらに多様な専門家が登場し、地域や地形、歴史などが紐解かれていく構成が魅力だ。
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■3月でレギュラー放送終了
短い時間ながら専門的な知識も取り上げられているため、中学受験の対策塾などでは強く視聴を勧められることもある『ブラタモリ』。
しかし、今年2月にNHKが開いた定例会見で、3月いっぱいをもってレギュラー放送を終了することが発表された。今年8月で79歳となるタモリ(森田一義)。全国を飛び回ってブラブラするのには体力的な問題もあるのかもしれない。
今後も特番として放送される可能性はあるが、10年以上続いた人気番組のレギュラー放送終了について世間はどのように受け止めているのだろうか。
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■5割近くが「残念」
Sirabee編集部が、2月16〜18日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「『ブラタモリ』終了」について調査したところ、「非常に残念」と答えた人が15.4%。「やや残念」という回答が最も多く、31.1%にのぼった。
タモリの年齢などもあってか、「残念でない」という声が多数派ではあるものの、それでも5割に迫る人が残念に思っていることがわかる。
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今回の調査結果では、世代差が極めて大きくあらわれた。10〜20代で「非常に残念」と考える人はわずか4.7%。「やや残念」との合計も3割に満たない。
それ以降の世代では5割前後が「残念」と思っているが、若い世代にはやや距離感があるコンテンツなのかもしれない。
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■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)