電車内に貼られた謎の言語、数行読んでギョッとした 絶対反応する「職業病」が明らかに…
電車内で発見した謎のプログラミングコード。内容を解読しようとして判明した「意外すぎる正体」に称賛の声が上がっている。
■それにしてもこの組織、ノリノリである
電車の広告にプログラミングコードあるわぁって思って読もうとしたら、やられた笑笑 pic.twitter.com/fe6Io1hVGR
— あきとんとん【縦型授業の人】 (@akitonton5) January 14, 2024
話題のポスト投稿主・あきとんとんさんが件のポストを発見したのは、東急電鉄田園都市線の車内でのこと。
発見時の感想について、あきとんとんさんは「プログラミングコードで書いてる風にデザインすることで、プログラミング経験者の興味をひきつつ、じつはローマ字だった…という面白さと、会社概要を書くことでターゲットに綺麗に刺さっている点が素晴らしいと思いました」と振り返っている。
同広告が掲出されたのは1月からのことで、あきとんとんさんが発見したのは掲出直後のタイミングだったのだろう。なお、デザインこそ異なるものの、22年7月よりエンジニア、デザイナー募集の広告は掲出していたそうだ。
話題の広告誕生の背景について、東急の担当者は「東急各線にご乗車頂くエンジニアやデザイナーを対象として『おっ、何か面白いものがあるな』という切っ掛けから、URBAN HACKS(東急)に興味を持って頂きたいという思いから毎回、直接的なメッセージではなく少しひねったデザインを採用しています」と前置き。
その上で「今回話題となったデザインについては、一見するとコードのように見えることでエンジニアの興味を引く内容としつつも、ただのコーディング広告と比べて話題性のあるデザインとなるよう工夫しました」と説明している。
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■まさに「広告通り」の自由さ
そんなURBAN HACKSは、交通事業を軸としつつ不動産や商業施設開発、ホテルなど日々の生活に関わる多様な事業を展開する東急が、街づくりにおける「DX」を目的として21年7月に立ち上げた新組織。
これまでに東急線アプリや東急カードアプリ、企画乗車券販売サイト・Q SKIPなど複数のプロダクトを内製開発し、世に送り出したという実績を持つ。
東急担当者は「『街』という大きなフィールドを舞台に、DXに挑戦できるというスケールの大きさが当組織の魅力のひとつと考えており、今回の採用広告についても電車という東急ならではの資産を活用し、発信を行なっています。また、新しく立ち上がった組織なので今回の採用広告のように、既存の考え方に囚われない新しい取り組みにチャレンジする風土もあります」と、その強みについて説明していた。
非常にユニークな広告は、まさに同組織を「体現」した存在と言える。果たして次はどのような広告で、世のエンジニアたちの注目を集めるのだろうか。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力と機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)