【オリ熱イズム2024】オリックス新外国人カスティーヨが開幕ローテ入りにアピール 「エグい」ファンもSNSで即反応
京セラドーム大阪で、ベイスターズとのオープン戦を行ったオリックス・バファローズ。先発を務めたカスティーヨの活躍が光った。
春季キャンプを終えたオリックスは大阪に帰阪。2日には本拠地である京セラドーム大阪で、横浜DeNAベイスターズを迎えたオープン戦を行った。オープン戦の初戦が珍しく日曜開催とあって、内野スタンドと外野スタンドには多くのファンが詰めかけた。この日のオープン戦で光ったのが先発を務めたルイス・カスティーヨだろう。
■カスティーヨが好投
カスティーヨは、来日1年目の昨年を千葉ロッテマリーンズでプレー。マリーンズサポーターから惜しまれつつ退団となり、今シーズンよりオリックスに移籍した。キャンプでは上々な仕上がりを見せていたが、オープン戦初戦のマウンドでも得意とするストレートを中心に、スライダー、スプリット、ツーシームと縦に変化する球を自在に操り、3回を56球、被安打2、奪三振3の無失点の好投を見せた。
京セラドームでは昨年も好投を披露しているだけに、相性が良いようだ。この好投にSNSは早速反応し、カスティーヨがしばらくトレンド入りをしていた。
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■調整も順調なカスティーヨ
カスティーヨは、降板後には「すごくいい感覚で投げることができました。前(練習試合)は1イニングだったんですけれども、今日は3イニングしっかり投げきることができて本当に良かった」とホッとしたようだ。
また、この日は「まず3イニングをしっかりと狙ったところに投げて、コーナーに投げ分けることが自分の中での一番の目標だったので、今日はそれをしっかりと投げきることができた」と、ゾーンの中で勝負ができたことには満足しているという。
今後に関しては「まず、いつも通り試合に対しての準備はしていきたいなと思っているし、しばらく準備する期間があり、そこでしっかり準備ができたと思っているので、あとはシーズンを迎えるだけだと思っている」と、順調に調整が進んでいる実感はあるとのことだ。
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■新外国人のローテ争いにも注目
SNSでは「エグい」「期待できる」「イケメン」などファンから好意的な声が上がる中、マリーンズサポーターからも「移籍したのは残念だけど頑張ってほしい」といった励ましの声が散見された。
確かに甘いマスクを持ち合わせているだけに、活躍すれば外国人選手としては異例のオリメン投票に入って来る可能性もある。グッズも売れるのではないだろうか。
課題は、ロッテ時代から変わらず球数の多さから長いイニングを見込めないところだ。しかし本人は「最後まで投げられるようにしたい」と先発完投型に意欲を示しており、この日のピッチングは、開幕ローテーション入りに大きくアピールできたのは間違いない。
ライバルのアンダーソン・エスピノーザも好投を続けているだけに、新外国人による激しいローテ争いもオープン戦のポイントになりそうだ。
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■執筆者プロフィール
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。
音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。
横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。
2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田)