招待制廃止で話題のSNS『Bluesky』 若い世代は注目もアカウント作成は1割以下

ツイッター社の共同創業者が開発したSNS「Bluesky」。2月の招待制廃止が話題となったが…。

2024/03/05 09:30

Bluesky

2022年10月、実業家のイーロン・マスク氏に買収されて以降、ユーザーのとって必ずしも好ましくない制度変更も続いているX(旧ツイッター)。

それこそ「X」という名前やキャラクターとして愛されていた「青い鳥」の廃止も、ユーザーに少なからぬ衝撃を与えた。


画像をもっと見る

 

■招待制が廃止に

Xがかつての雰囲気を失いつつある中、失望したユーザーたちの「移住先」となるSNSはどこなのか、は注目を集め続けてきた。

Facebookやインスタグラムを運営するmeta社が立ち上げた「スレッズ」は、サービス開始当初は話題になったものの、今や耳にすることはほとんどない状態。

一方、2月に招待制を廃止したことで注目されたSNSが、「Bluesky」だ。Blueskyは、ツイッター社の共同創業者であるジャック・ドーシーが開発した分散型SNS。開発の経緯も、Xユーザーが可能性を感じる理由のひとつだろう。

実際、どれくらいの人が利用し、関心を持っているのだろうか。


関連記事:Xとスレッズ、将来性を感じるのはどっち? 「X圧勝」も中高年は…

 

■「アカウント作成」は1割以下

Sirabee編集部が、2月16〜18日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「Blueskyの利用状況」について調査したところ、「使っている」と答えた人はまだ1.3%。「アカウントだけ作成した」という人が6.0%だった。

招待制が長かったこともあり、ユーザーはまだ1割に満たないようだ。ただ、「興味はある」と答えた人も14.0%にのぼる。最も多かった回答は「興味なし」で78.8%だった。

Bluesky


関連記事:松丸亮吾、X対抗SNS「ブルースカイ」のアカウントを開設 「やっと来てくれた」の声も

 

■若い世代は積極的

SNSというサービスの性質もあってか、今回の調査結果は世代によって意識差が大きくあらわれた。10〜20代では、計15.1%がアカウントまでは作成。アカウント保有率は年代が上がるほど下がり、50〜60代では4.2%にとどまった。

高年齢層では、もともとXよりもFacebookユーザーが多く、Xの仕様変更にあまり影響を受けていないのかもしれない。

Bluesky



関連記事:ツイッターから名称変更した『X』の呼び方に慣れた? 6割以上が「ほぼツイッター」

 

■執筆者プロフィール

タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター

1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。

著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)

・合わせて読みたい→ツイッターから名称変更した『X』の呼び方に慣れた? 6割以上が「ほぼツイッター」

(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年2月16日~2月18日
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)

Amazonタイムセール&キャンペーンをチェック!

Facebookツイッターインスタグラムイーロン・マスクMetaスレッズBlueskyジャック・ドーシー
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング