ドラマ25『季節のない街』の地上波放送が決定 池松壮亮、仲野太賀、渡辺大知が出演
4月5日深夜放送のドラマ25『季節のない街』は、宮藤官九郎氏が企画・監督・脚本を担当。個性豊かな住民たちが繰り広げる最低で最高な青春群像エンターテインメントだ。
■曲者揃いのキャラクターポスターを公開
全9種類のポスターにはそれぞれの住人たちの様子が描かれており、見ただけでキャラクター同士の関係性や街での立ち位置が伝わるような、個性溢れるものとなっている。
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■池松「誰かのささやかな楽しみに」
池松、仲野、渡辺からコメントが届いた。
池松:ディズニープラスで配信された『季節のない街』が地上波で放送されること、とても嬉しく思います。未見の方にも、もうみていただいた方にもぜひ楽しんで頂けたらと思います。
この街ではみなが同じ痛みや貧しさを知りながら、ただ隣り合って横並びに騒がしく暮らしています。倫理観はさほどないけど、互いに命をそっと繋ぎ止め、互いの明日を作りながら、忘れられることにささやかに抵抗しながらその営みを続けています。
戦争や災害を繰り返すこの世界で、このドラマが誰かのささやかな楽しみになることを願っています。
仲野:『季節のない街』の地上波放送が決まったこと、大変嬉しく思います!!
宮藤さんのもとに最高のスタッフとキャストが集って、撮影したのが約1年前。仮設住宅で笑ったり泣いたり、踊ったりブチ切れたりした日々が懐かしいです。あの街にしかないカオスがとっても恋しいです。
渡辺:環境や生活が日々変化していくなかで、こんなに人間の「元」を感じさせてくれるドラマが観られるなんて。参加させてもらえて光栄です。毎話、魅力的なキャラクターたちが大暴れしています。
このドラマが地上波で観られるのはいまの時代だからこそとても意義のあることだと思うので、放送が待ち遠しくて仕方ないです。あの街のみんなが思いっきり生きているのを、ぜひ目撃してください!
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■宮藤氏「極寒の茨城の廃校で2ヶ月半の撮影」
宮藤氏、プロデューサーの濱谷晃一氏からのコメントがこちら。
宮藤氏:もともと30分の深夜ドラマを想定して作ったので、個人的には本来の形に近いのですが、改めて、この作品を世に出そうと考え、力を貸して下さったディズニーさん、テレビ東京さんの心意気に深く感謝します。
去年の今頃、極寒の茨城の廃校で2ヶ月半の撮影。黒澤明監督の『どですかでん』が大好きな僕にとって、寒い以外は至福のときでした。六ちゃんが、島さんが、ホームレス親子が、かつ子がそこにいる。仮設住宅で生活している。
池松壮亮くん、仲野太賀くん、渡辺大知くんの“青年部”にまた会いたいと思っても、彼らはおろか、仮設住宅のセットすら存在しない。けど、映像にはしっかり残っている。大好きな『どですかでん』が2つになった感覚です。