【オリ熱イズム2024】オリックス開幕一軍メンバー発表に間に合った山﨑颯一郎 ルーキーからは高島泰都・古田島成龍

いよいよ発表されたオリックス・バファローズの開幕一軍選手。四連覇に向け、さらに厚い選手層になったと言える。

2024/03/28 17:45


山﨑颯一郎

28日、日本プロ野球機構NPBは、29日に開催される開幕戦の出場登録名簿を公示した。オリックス・バファローズでは、新外国人のアンダーソン・エスピノーザ、アンドレス・マチャドの両投手が開幕一軍に、ルーキーでは社会人出身の高島泰都、古田島成龍の両投手が開幕一軍の切符を手に入れている。



■オリックス開幕一軍発表

開幕一軍は、以下のように発表された。

【オリックス・バファローズ開幕一軍(3月29日)出場登録選手】計27名(ベンチ入りは25名)


▼投手(11名)

アンダーソン・エスピノーザ、宮城大弥、平野佳寿、山﨑颯一郎、吉田輝星、アンドレス・マチャド、小木田敦也、山田修義、井口和朋、髙島泰都、古田島成龍


▼捕手(4名)

若月健矢、森友哉、福永奨、頓宮裕真


▼内野手(7名)

西野真弘、宗佑磨、マーウィン・ゴンザレス、紅林弘太郎、廣岡大志、太田椋、レアンドロ・セデーニョ


▼外野手(5名)

渡部遼人、福田周平、西川龍馬、T-岡田、杉本裕太郎


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■高島・古田島は即戦力として期待

高島泰都

開幕投手の宮城大弥を筆頭とする投手陣では、当初は開幕2戦目の先発候補だったルイス・カスティーヨが外れた。第2戦の先発をエスピノーザが務め、入れ替わる形でカスティーヨが登録されると見られる。

また先発と中継ぎのバックアップ候補だった山岡泰輔も先発を外しているが、28日に杉本商事バファローズスタジアム舞洲で行なわれた阪神タイガースとのオープン戦に先発するも8球で途中降板しており、状態が心配される。そして田嶋大樹、東晃平、曽谷龍平、山下舜平大といったその他の先発陣は、登板日に合わせた登録が濃厚だ。

中継ぎでは元日本ハムファイターズの新戦力・吉田輝星と井口和朋が揃って開幕一軍に名を連ねた他、調整が遅れていたセットアッパーの山崎颯一郎がファームのオープン戦での登板を経て開幕に間に合ったのは朗報だ。またルーキーの高島、古田島の二人には即戦力としての活躍が期待される。


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■野手も期待のメンバー

野手では若月、森に次ぐ3番手キャッチャーとして福永奨が嬉しい開幕一軍スタート。福永は入団から誰よりもファームの若いピッチャーの球を受けてきただけに、戦力としても大いに期待したい。

外国人は新加入のコーディ・トーマスがファームスタートとなり、2年目のマーウィン・ゴンザレスとレアンドロ・セデーニョが一軍に登録された。

オープン戦絶好調の西野真弘、廣岡大志、太田椋も一軍スタート。また大城滉二は右肩甲下筋の筋損傷との診断を受けたため、開幕一軍が見送られている。


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■四連覇に向け厚い選手層に

西川龍馬の加入によりし烈な競争を繰り広げていた外野手は、俊足の渡部遼人、経験のある福田周平、そして今年が勝負となるベテランのT-岡田が開幕一軍となっている。この3選手には、体調不良から開幕一軍が見送られたレギュラーの中川圭太が戻って来るまでに、ポジションを奪う活躍を見せてもらいたい。

開幕一軍メンバーを見渡すと、主力が退団しても四連覇に向けてチームの選手層はさらに厚くなった印象が強い。29日から本拠地の京セラドーム大阪で行なうオリックスの対抗馬と言われている福岡ソフトバンクホークスとの3連戦を制して、ペナントレースを優位に進めたいところだ。


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■執筆者プロフィール

どら増田

どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。

音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。

横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。

2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。

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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田

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