ハードオフで発見した呪いのビデオ、何かがおかしい… 呪いへの危機管理が「完璧すぎる」と判明
ハードオフ店頭で、見てはいけない呪いのビデオを発見。呪いへの完璧な対策を施した様子が「天才のアイデア」として話題を呼んだ。
■じつは担当者の「配慮」から生まれた奇跡
ここのハードオフ、なかなかセンスがあるね。 pic.twitter.com/PDH4PkbfKd
— シン・ゴジライアン (@2501_godzilla) March 1, 2024
シン・ゴジライアンさんがこちらの光景に遭遇したのは、神奈川県相模原市の「ハードオフ東橋本店」でのこと。VHSコーナーにて発見した際、思わず「この組み合わせはセンスあるなぁ」「ここの店員さんは分かってるなぁ」と、感じたそうだ。
展示内容の詳細について、ハードオフ担当者は「VHSコーナーは店内の一番奥にあるため、入口から見える高い位置にアイキャッチとしてテレビデオを設置しました」と説明する。
当初はアニメのテープを再生していたが、高い位置に展示しているため、再生→終了→巻き戻し→再生の手順が、予想以上に手間になると判明。そのため、画面に何も映っていないまま放置…という、なんとも寂しい状態が続いてしまったのだ。
店舗担当者が「手間をかけず、インパクトのある展示にできないか…」と模索していたところ、1本のビデオテープを発見。そう、我らが『リング』である。
担当者は「これならば、置いておくだけでもインパクトが出せるかもしれない」と即座に感じたという。同時に、ホラーが苦手なユーザーに配慮して「むしろ再生はしない方が良い」とも判断し、写真のような展示に落ち着くことに。
結果として、X上で多くの注目を集めたため、まさに「英断」だったと言えるだろう。
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■同店舗にしかない「レトロメディア」展開
「VHSコーナー」が誕生した経緯について、担当者は「半年ほど前、もっとお客様の来店数を上げるために『東橋本店にしかない、何か』を打ち出した売り場を作ろうと考えていました」と振り返る。
その際にハードオフ取り扱いジャンルで「昭和レトロブーム」に乗れるような商材を検討しており、ファミコンなどのレトロゲームやレコード等は既に強化している店舗が複数あったため、VHSテープ、8cmCD、カセットテープといったレトロメディアを強化しようと思い至ったという。
担当者は「これだけの面積でレトロメディアを展開しているお店は珍しいと思いますし、それこそ『東橋本店にしかない!』のではないかと自負しております」と、太鼓判を押していた。
これらのレトロメディアに興味がある人は、ぜひハードオフ東橋本店を訪れてみてほしい。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力と機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)