煙突に2日間閉じ込められた猫をはしご車投入し救出 「消防士も動物が大好き」
飼い主からの通報を受け、2つの消防署が動いた。煙突に閉じ込められた猫を救出するため、大々的な作戦が展開されたという。
イギリス・ロンドンで、煙突に閉じ込められた猫の救出が行われた。2つの消防署から消防隊が出動し、大型はしご車が投入された大作戦について、『BBC』と『UPI』が報じている。
■掃除機の音に驚いて
ロンドン南東部のベクスリー地区で、「オレオ」という名の猫が煙突に2日間閉じ込められてしまった。
事の発端は、飼い主がかけた掃除機の音にあった。大きな音に驚いたオレオは逃げ場を失い、家の煙突の中に入ってしまうと、抜け出せなくなってしまったという。
飼い主は時間が経ってもオレオが煙突から出てこないため、次第に心配になり、翌日の朝にロンドン消防隊に通報を入れた。
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■消防隊が出動し救出
ベクスリー消防署とグリニッジ消防署から消防隊が出動し、消防車1台、消防救急ユニット、さらに32メートルのはしご車を投入して救出作業を行ったが、オレオが煙突のどの辺りにいるのかわからず、救出作業は難航した。
それでも消防隊員は、細心の注意を払いながら作業を進めた。そして約3時間後、ようやく煙突の中からオレオを発見し、無事に救出することができたという。
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■まずは救護団体へ相談
救出に参加したライアン・シニア・エリソン消防副士長は、「最終的に隊員の懸命な努力のおかげで、オレオは飼い主と再会できました」と喜びを表した。
また消防隊の広報担当者は「消防士も動物が大好きで、苦しんでいる動物や怪我をしている動物を支援する用意があります」と述べた。
さらに動物の問題が起きた場合は、「まずRSPCA(動物救護団体)に連絡するよう奨励しています。今回のように専門的な装備が必要な場合は、いつでも支援します」とも語っている。
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(文/Sirabee 編集部・ジェス タッド)