うどん1杯を頼んだレシート、予想外の金額にギョッとした 「詐欺罪では」と疑問の声も…
600円で会計したはずが、レシートには「60,000円」の印字が。一見すると「致命的な打ち間違い」に見える会計に注目が集まった。
日々の買い物で受け取るレシートは、人によって確認する・しないの差が激しいもの。内容を見ずに処分したり、中には「結構です」と受け取りを辞退する人もいることだろう。
以前X上では「致命的な打ち間違い」に見える、驚きのレシートが話題となっていた。
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■うどんを1杯食べただけなのに…
今回注目したいのは、Xユーザー・JK(ジャンカー)さんの投稿したポスト。
「レジ金合わなくて大変だっただろうな」と意味深な1文が綴られた投稿には、『丸亀製麺』で食事をした際のレシートの写真が添えられており、「お預かり」と「お釣」の金額を見ると…。
各項目には「60,000円」「59,450円」という、あまりに場違いな金額が印字されていたではないか。
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■「理解してるなら詐欺罪」と指摘の声
なお、品目は「かけ(大)」1点となっており、大盛りのかけうどん1杯(550円)を食べただけで動く金額としてはあまりに不自然。ポスト投稿主・JKさんはなぜ、60,000円という高額且つ、中途半端な金額で会計を済ませたのだろうか。
…と疑問に感じてしまう光景だが、過去に「レジ打ち」を経験したことがある人ならば、ピンと来たのでは。そう、実際にJKさんが会計に使用した金額は600円。同レシートは、店員が「0」キーと誤って「00」キーを二度押ししてしまった結果の産物と考えられるのだ。
金額が金額なだけに、こちらのレシートに不安を覚えた人も少なくなく、件のポストは投稿から数日で4,000件以上ものリポストを記録するほど話題に。
中には「気づいてるのに返さないと詐欺罪らしいです」「理解して多くもらってるなら、詐欺罪では?」など指摘するXユーザーも見られた。しかし、今回のケースをもう一度よく確かめてみると…。
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■実際にもらったお釣りの額は…
レジ金合わなくて大変だっただろうな pic.twitter.com/SxEnsnLnBs
— JK(ジャンカー) (@i9_15900ks) March 11, 2024
今回の会計に関し、JKさんからは「実際に渡されたお釣りは50円でした」との回答が得られている。つまり、レジ打ちの内容が誤っているだけで、実際に店から支払われた金額は「本来の金額」であり、全く問題ないのだ。
そもそも冷静に考えて、いくらレジを打ち間違えたとはいえ「600円の会計に59,450円の釣り銭を渡す」ミスは、流石に起こらないだろう…。
とは言え、動いた金額に誤りがなくとも、レジ打ちの際に登録された「誤った金額」と、レジの中に入っている「実際の金額」に差異が生じた場合、やはり問題があるのでは…と感じた人もいるのでは。
当てはまる人は、一度落ち着いて整理してみてほしい。
今回のケースに際し、キャッシュレジスターに精通した某メーカーに念のため確認したところ「店側は60,000円もらい、59,450円のお釣りを支払ったと考えても『60000−59450=550』ということで、550円の商品の会計となり、レジ内の金額は実際の会計と同様となっています」「お釣りとして50円を受け取っているならば、登録上の問題はございません」との回答が得られたのだ。
なお、JKさんも発見当初「レジの金額合わないだろ…」と感じ、ポストを投稿したそう。結果としては微笑ましい勘違いと判明したが、大きい金額の打ち間違えを発見した際、慎重になるのは非常に大切である。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力と機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)