ゲーセンで目撃された男性、その手元が世界中で話題に 海外プロゲーマー「日本はイカれてる」
EVO Japan 2024で来日中の海外プロゲーマーが、日本のゲーセンで信じられないプレイに遭遇。ある男性の「片手プレイ」が、世界中で話題となった。
■それにしてもこの男、ノリノリである
待て待て待て
待て待て待て待て待て https://t.co/7gomCOJ8No
— フハジン (@fuhajin1201) April 23, 2024
23日、用事を終えた帰り道に埼玉県・南浦和のゲーセン「プレイスポットビッグワンセカンド」を訪れたフハジンさんは、多数の海外プレイヤーに遭遇。
そこで、対戦を期待してアーケードモード(CPU戦)を開始したが、対戦が発生するまで時間を持て余し、暇つぶしにスマホでSNSを見ながらレバーを操作していたという。
脅威の片手プレイが生まれた経緯について、フハジンさんは「ある日、ふと『片手で操作できるのかな?』と思って試してみたところ、思いの外動かせたのでその日以降、対人対戦の合間に片手プレイを嗜むようになりました」「レバー自体はもともと左手で操作するためか、コマ投げも最初からよく出せました」と語っている。
そしてなんと「右手1本」でもプレイ可能とのことで、「今回の動画レベルのプレイなら、右手でも操作できます」とのコメントも飛び出したのだ。言っていることが完全に、利き手とは逆の腕でテニスをプレイし、相手をボコボコにする越前リョーマである。
なお、フハジンさんはホークのウルトラコンボ「レイジングタイフーン」(通称:ポゥ)を生業としており、こちらは「レバー2回転+ボタン」と、さらに難度が高い。成功率は下がるものの、片手ポゥも可能だという。
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■片手プレイを「習得すべき」理由
片手コマ投げのコツについて、フハジンさんは「自分は普段、いわゆる『ワイン持ち』と呼ばれる持ち方をしているのですが、片手プレイ時は『被せ持ち』に近い形で操作します」「そうすることで、親指がボタンに届きやすくなり、技が出せるようになるのです」と語る。
「他にも色々な持ち方があると思うので、皆さんそれぞれの片手プレイの方法を見つけてもらえればと思います」と続け、指導者としての笑顔を見せる。
ジャスティンの動画がバズった件については、当初「いつの間に撮ったの!?」と驚いたそう。
フハジンさんからは「動画がバズっていくのを見て、自分にとっての“通常運転”が広がっていくのに戸惑いつつ、ニヤけてしまいました」「対戦中に来る不意な電話にも落ち着いて出られるようになるので、動画を見た格ゲーマー達には『片手プレイは練習しておいた方が良い』と伝えたいですね」とのコメントも得られている。
前出のコメントにもあるように、国内の『ウル4』プレイヤー(通称:原人、ウル4原人)の間では、フハジンさんの片手プレイは非常に見慣れた光景。原人にとってこの状態は、昼下がりのコーヒーブレイクと何ら変わらない平穏なものである。
それだけに「ついに世界がフハジンに気づいた」「フハジンはワシが育てた」といった誇らしい思いも強いのだろう。
期せずして「EVO Japan前夜祭」のような盛り上がりを見せた今回のプレイ。果たして本戦では、どのようなスーパープレイが見られるのだろうか。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力と機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
『ストリートファイター6』にバルログの参戦を望んでいる。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)