建設予定の駅デザインが波紋を呼ぶ 「生理用ナプキンにしか見えない」

中国政府が「梅の花をイメージした」として、駅のデザインを公開。そうは見えないと、物議を醸している。

2024/04/27 06:00


建築・デザイン

新たに建設予定の中国の鉄道駅が今、世間の関心を大きく集めている。イギリスの『BBC』やオーストラリアの『news.com.au』が報じた。

【動画】梅の花なのかそれとも…



■政府は「梅の花」と主張

数年前、中国の南京市に新たな鉄道駅を建設することが発表されたが、そのデザインが先日公開され、世間から大ブーイングが巻き起こっている。

「南京北駅」と仮の名前が付けられているこの駅について、政府は「同市の名物である梅の花をイメージしてデザインした」と明かした。

ところが瞬く間にそのデザイン画像が拡散されると、世界中から「まるで巨大な生理用品」「ナプキンにしか見えない」といった声が噴出してしまった。


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■デザインに疑問の声続出

中国版TikTokのWeiboでは、国内からも「これが梅の花だなんて恥ずかしい」「一体誰が設計したんだ」などと批判が続出している。

一方で「これを機に、生理をタブー視する偏見を止めるきっかけになればいい」との声や、「つまりは時代を先取りしたデザインということか!」といった冗談もあがった。

他にも「タンポンよりマシだね」「4つ葉のクローバーとして見たらかわいい」など、さまざまな反響を呼んでいるようだ。


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■建設費は4,300億円

国営紙の『南京日報』によると、そのデザインは江蘇省と中国国家鉄路集団によって制作が進められ、建設は今年の前半に始まる予定だ。

また2017年に明かされた詳細には、南京北駅の建設費は約200億中国元(約4,300億円)と推定されていた。総面積は37.6平方キロメートルにもおよび、予算や設備にかなり力を入れた大規模なプロジェクトだという。


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■中国では奇抜な建物が多数

中国はこれまでにも、奇抜でユニークなデザインの建物がたびたび話題となってきた。上から下まで弧を描くような形をした上海虹橋開発区にある通称・上海ルイ・ヴィトンビルのほか、広東海上シルクロード博物館は大小の鎖が連なっているように見える。

他にも、パイナップルをモチーフにした三亜大東海1号港湾城や、卵型をした北京の国家大劇院、ねじれたデザインが目を引く上海中心大厦、ズボンのような形の51階建ての中央電視台本部ビルなどが有名だ。

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ルイ・ヴィトン中国生理用品TikTok翻訳記事
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