段ボールに入り1000キロ旅した猫 飼い主は「封を閉める前に注意を」

ペットの猫が突然、行方不明になってしまった。約1週間後、配送業者のスタッフから1本の連絡があり…。

2024/05/01 08:00


猫・段ボール

ある夫妻がかわいがってきたペットの猫による、驚きの大冒険が話題になっている。アメリカの『People』や『KSL News』が報じた。



■猫が行方不明に

アメリカ・ユタ州に暮らすキャリーさんとマットさん夫妻の愛猫ガリーナは、日頃から空き箱で遊んだり隠れたりすることが大好きだった。

そんなガリーナは4月10日、キャリーさんがAmazonでの購入品を返品するため、段ボールを発送した後から行方不明に。心配した夫妻は家中をくまなく捜したが見つからず、街中にガリーナのポスターを貼り、住民らに捜索の協力を求めた。


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■1000キロ離れた土地で発見

当時について、キャリーさんは「ガリーナは6年間にわたり私の心の大きな支えでした。あの子がいなくなった不安とストレスは、耐えがたいものでした」と明かしている。

それから約1週間後、夫妻は配送業者のスタッフより「発送された段ボールの中から、あなたの猫のマイクロチップがスキャンされました」という連絡を受けた。住まいのあるリーハイから、約1,000キロも離れたカリフォルニア州のリバーサイド地域からだったという。


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■飼い主と再会果たす

ガリーナはスタッフのブランディーさんがしばらく世話をしてくれることとなり、夫妻はただちにカリフォルニア行きのフライトを予約した。

ブランディーさんの元へ駆けつけると無事にガリーナと再会を果たし、キャリーさんは「私が抱きしめると、腕の中で震えていました」と語った。

ガリーナは配送中の6日間で食料も水分も得られず痩せてしまい、軽い脱水症状も見られたという。


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■健康状態は良好

獣医師の診察を受けたガリーナは、血液検査には何の異常も見られず、ケガひとつしていなかった。気候が快適だったことも大きな助けとなり、ブランディーさんによる献身的な世話でみるみる回復したという。

段ボールに入り込むことが好きな犬や猫は少なくない。夫妻は「封を閉める前に、重さや中身に十分注意してください。マイクロチップを装着することも忘れずに」と呼び掛けている。

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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ

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