なぜか若い世代に多く… 約4割が「恵まれた環境」にいるのに抱く負の感情
どんなに恵まれた環境で育ったとしても、満たされない気持ちになる人もいるようで…。
自分が恵まれた環境にいれば、前向きな性格に育つと考える人もいるかもしれない。しかし実際には恵まれた環境にいるのにもかかわらず、なぜか悲観的になっている人もいるようだ。
■約4割、恵まれた環境でも悲観的に
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女800名を対象に「自分の置かれた環境」に関する意識調査を実施したところ、全体で37.3%の人が「恵まれた環境にいるのに悲観的になっている」と回答した。
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■若い世代に多い傾向
性年代別では、男女ともに10〜20代が悲観的になる傾向が強いのが印象的だ。
一方で60代では3割を切る低い割合となっており、年齢を重ねるほどにネガティブな考えが薄れていく人が多いのかもしれない。
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■ネガティブな性格のせいで
恵まれた環境で育ちながら悲観的なところがある20代女性は、「私は、恵まれた家庭環境で育ってきたと思っています。両親は愛情深くて、また金銭面での苦労も感じたことはありませんでした。それでも、学生時代には満たされないと感じることも多くあって…。多感な年頃で、なにかとネガティブに考えてしまっていたのでしょう」と当時を振り返る。
今でも悪く考えがちなところは変わっていないようで、「周囲と自分を比べては、あれこれと考えてしまいます。負けていると思うことが多すぎて、悲観的になってしまうんです。ただ冷静に考えれば職場環境のいい会社では働けているので、そこまで悪く考える必要はないと思うんです。ただ、もう性格の問題なのでしょうね」と続けた。
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■環境に恵まれなくても…
環境に恵まれなくても前向きな気持ちで生きている30代男性は、「両親の仲が悪く、最終的に二人は離婚をしました。そこから母に育てられたのですが、金銭面で苦労することもあって…。ただそのような環境でも、自分はとても前向きな性格をしていると思っています。大変な状況もありましたが、母の愛情の強さが救いだったのかもしれません」と語る。
さらには、「自分よりも最悪な環境で育った人もたくさんいると思うので、偉そうなことはいえないかもしれません。ただずっと悲観的に過ごしていても、自分が苦しくなるだけだと思うんです。そのためできる限りは、前向きな気持ちを持って生きていきたいと思っています」とも話していた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女800名