スーパーの倉庫で見つけたお菓子、とんでもない数字にギョッとした カルビーも驚きの正体は…
スーパーの倉庫内から、年季の入ったお菓子『チーズビット』が見つかり話題に。カルビーも「46年前と同様のパッケージ」と驚きを隠せない。
■当時の「30円の思い出」がエモすぎる…
スーパーの店舗を解体した際に
出てきたらしい。
45年前
昭和55年製造 pic.twitter.com/I2NdBlR59B— よすだ@サブカルクソライダー (@nOnKXm0uRLsQLD4) April 27, 2024
件のチーズビットを発見した経緯について、よすださんは「知人の働いているスーパーがリニューアルするため、古い店舗の解体前に店内整理をしていたところ、店舗の裏手にある古いプレハブ小屋の倉庫内で、商品在庫の棚の隙間に挟まったかたちで発見されたと聞いております」と説明する。
日頃から「路上観察を通じて人々に『懐かしくて面白い』を届けたい」という思いでSNSを活用しているよすださんは、「これは珍しいし、楽しんでもらえるのでは」「この商品に関する新たな情報が見つかるのでは」と考え、前出のポストを投稿したのだ。
趣味の影響で、古い未開封の食品を目にする機会も少なくないよすださんだが、今回のケースについては「中身入りの袋菓子が、こんなにも良いコンディションで出てきたことに驚きました」と、目を丸くする。
同パッケージに思い入れもあるようで、「リアルタイムで食べていたお菓子のため、感慨深いものがあります」「子供だった私には両親に買ってもらう高級なお菓子というイメージが強かったですね。当時は30円(小袋チーズビットの価格)をもらったら、駄菓子屋で10円の箱クジが3回引ける時代でしたので(笑)」とのコメントも得られた。
話題となったチーズビットはコレクションケースにて保管しているそうで、「懐かしい時代を考察している自分にとっては当時を知る上での貴重な資料ですので、また皆様に喜んで頂けるポストが投稿できればと思っています」と、笑顔で語ってくれたのだった。
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■カルビーも「ありがとうございます!」と興奮
カルビーに確認したところ、話題のパッケージはチーズビットが発売された1978年(昭和53年)の物と同じ「最も古いデザイン」と判明。
同商品の歴史について、カルビー担当者は「当時、新しい素材を使ったスナック菓子の開発を進めていた当社はとうもろこしに目をつけ、とうもろこしと小麦粉を使った生地のスナック菓子が誕生しました。軽いサクサク食感で食べ進む生地に、当時アメリカで定番のスナックの味『チーズ』を参考に味付けをしました」と、説明している。
「当時はチーズ味が珍しく、発売当初から話題となり、ヒット商品となりました」とも振り返っており、同商品の革新性と人気ぶりが、改めて窺えるというもの。
46年の歴史を持つ同商品は、現在に至るまでパッケージが20回以上リニューアルされているが、中身はどのように変化しているのだろうか。
こちらの質問について、カルビー担当者は「軽くてサクサク食感が特徴のアーモンド型の生地と、チーズの味わいは変わりません。チーズの味わいは過去、少しずつ時代にあわせて変化をしてきましたが、現在発売中の商品もしっかりとしたチェダーチーズの味わいがお客様にご好評頂いております」と、回答している。
「45年前のチーズビット」は、やはりカルビーからしてもかなり貴重な存在のようで、担当者からは「とても綺麗な状態のチーズビットで驚いております。見つけて頂き、ありがとうございます!」「こちらの投稿を切っ掛けに、当時食べて頂いていた皆さまにも思い出して頂き、とても嬉しいです。ぜひ、現行のチーズビットもお召し上がりください」とのコメントも得られたのだった。
チーズビットは現在、毎年春夏の期間限定販売(半年間)となっており、多くのユーザーが発売を楽しみにしている。今年も8月末までの発売予定となっているため、忘れずに購入し、チェダーチーズの風味を堪能してほしい。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力と機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)