絶滅した「おもちゃのハローマック」、姿を変えて復活 「屋根、駐車場が完全再現」歓喜の声続出

みんな大好き「おもちゃのハローマック」がジオラマ化されて復活する。メーカーに取材すると、細部へのこだわりが明らかになった。

2024/05/21 07:45



■「ハローマック」復活の舞台裏

鉄道模型「TOMIX」はこれまで、全国各地の昭和初めから現在までの幅広い鉄道車両を製品化してきた。車両模型だけでなく、レールや駅、周辺の建物など鉄道を中心とした世界を作り上げるホビーだ。

「ハローマック」を開発した経緯に関して、株式会社トミーテックの担当者は、「東京靴流通センター(おもちゃのハローマック)は全国各地に店舗があり、その特徴的な形からもとても強く印象に残る建物です。そのため、過去から現在の世界を再現するうえで街づくりに無くてはならない建物として、版権元様にご協力いただき実現することができました」と説明する。

同店が多くの人の記憶に残る存在であることが大きいのだろう。以前から「東京靴流通センター」「ハローマック」を製品化したい気持ちはあったという。

担当者は「建物の製品化は投資効率からなかなか踏み切れない部分があるのですが、昨年発売したコンビニエンスストアの模型は、市場で受け入れてもらえることが分かりました。社内的に『やってみよう』となり、製品化に進むことができました」と振り返る。


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■建物の形にはこだわりが…

「ハローマック」のジオラマは特徴的な看板や駐車場を見事に再現している。開発する際、建物の形にこだわったようだ。

ハローマック

担当者からは、「特徴的な屋根の形状の再現に一番気を使いました。屋根の図面などはありませんでしたので、ネットの写真を見たり、実際に店舗へ出向いて観察しました」「看板の絵柄などを入れたときにおかしなところが出ないよう、東京靴流通センターとおもちゃのハローマックの絵柄をはめ込みながら各部分を調整しました。看板の絵柄は版権元様のご協力とデジタル印刷を使用して実物のイメージを再現できたと思っております」という熱いコメントが寄せられている。

11月の発売にあたって、5月8日から予約受付を開始した。担当者は、「予約はまだ始まったばかりで数量がどれくらいになるかわかりませんが、鉄道模型ユーザー以外の方からも評判が良く、『懐かしい』『欲しい』というお声を多数頂いております」と、反響の大きさに笑顔を見せる。

幼少期、「ハローマック」に足を運んだ人は、ジオラマを手元に置けば当時の思い出が蘇るかもしれない。


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■執筆者プロフィール

斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。

某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。

チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。

今期の推しは、『95』(テレビ東京系)、『Believe─君にかける橋─』(テレビ朝日系)、『イップス』(フジテレビ系)、『アンチヒーロー』(TBS系)。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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