余命3ヶ月を宣告された「BreakingDown」名レフェリー、ファンたちから4500万円もの支援金集まる
BreakingDownのメインレフェリー・鬼木貴典氏が末期がんで余命3ヶ月であることを告白。支援の輪が広がっている。
格闘家・朝倉未来らとともに格闘技イベント「BreakingDown」を運営する同社COOの溝口勇児氏が22日、Xを更新。
余命2ヶ月の末期がんと診断された同団体メインレフェリー・鬼木貴典氏を救うため実施したクラウドファンディングが目標金額を大幅に上回り、早期終了したことを明かした。
■4500万円もの支援金
「急を要するため48時間とした鬼木さんのクラファンですが、開始から4時間ほどで目標金額の1000万を遥かに上回る4500万もの金額が集まったため、早期終了とさせていただきました」とつづり、支援者たちに感謝の言葉を発信した溝口氏。
さらに闘病中の鬼木氏へ向けて「今回の取り組みのゴールはやはり鬼木さんが再びBreakingDownのリングに上がることです。鬼木さん、そんな奇跡を我々に見せてくださいね」と、エールを贈った。
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■治療を断念していた鬼木レフェリー
元格闘家で現在51歳、4人のかわいい子供たちを育てる名レフェリー・鬼木氏は、2023年6月に肝臓がんが発覚。現在はステージ4の末期状態で、担当医師からは治療不能、余命3ヶ月(現時点で2ヶ月)との診断を受けていた。
18日には自身のXでBreakingDownのレフェリー業を辞退すると明かした上で、最後の頼みの綱であった保険適用外の治療を「1000万円以上かかると聞かされ、治るかもわからない病気に、そして私がこの世からいなくなった後に家族に迷惑をかけるわけにはいかない」と、断念したことを報告。
「本心は怖くてたまりませんでした」「好きな格闘技やブレイキングダウンを視聴しながら残りの人生を楽しみたいと思ってます」と、辛い胸の内をつづっていた。
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■広まる支援の輪
その投稿を目にし動いたのが、溝口氏。朝倉未来の弟で格闘家の朝倉海を連れ鬼木氏の元を訪れると、即日クラウドファンディングを企画し、ネット上で支援を呼びかけ。朝倉未来ら、同イベント選手たちもそれに呼応し支援の輪が広がっていった。
また溝口氏は、集まった支援金は鬼木氏の治療費に充て、余剰分は日本こども支援協会に寄付することも公表していた。
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■奇跡を信じる声
ネットではクラウドファンディングが成功したことを知り、「素晴らしい取り組み」「治療が受けられることになって本当に良かった」「元気な姿を待ってます!」「奇跡を起こしてくれるといいですね」と称賛の声が次々上がっている。
一方で、「治療費以外も何かと大変だと思いますので、余ったお金は全部ご家族で問題ないと思います」「余ったお金はご家族に使って欲しい」と提案する声もあった。
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(文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)