唐揚げを「ガリザク食感」にする意外な方法が話題に これ、一度食べたらやみつきになるかも…
レストランシェフ・ジョージ氏が教える唐揚げは、意外な食材で衣を作る。気になる味は…。
ご飯のお供はもちろん、おつまみにもぴったりな「唐揚げ」。使う肉の部位や味付けで様々な表情を見せてくれるが、衣による食感の違いも面白いポイントだ。そんな中、“ガリザク食感の唐揚げ”を作る方法が紹介されていたので、実際に試してみた。
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■衣に使うのは…
その唐揚げのレシピを紹介しているのは、白金台レストラン「CIRPAS」シェフ・ジョージ氏のYouTubeチャンネルにアップされた『【至高の衣】明日から唐揚げは鶏胸肉と柿の種で作ってください』という動画。
動画タイトルで「至高の衣」と銘打っている通り、衣に特徴があるのがこのレシピのミソ。一般的な唐揚げといえば、小麦粉や片栗粉を使うのが定番だが、今回は亀田製菓の『亀田の柿の種』を衣にしてしまうという。
なお、このレシピで使う材料(約1〜2人前)は下記となる。
・鶏胸肉 1枚
・炭酸水 100ml
・塩 10g
・砂糖 10g
・卵白 2個分
・柿の種 3袋
・黒胡椒 適量
・レモン お好み
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■作り方はかなりシンプル
今回のレシピではジューシーな鶏もも肉ではなく、旨味が強い鶏胸肉を使っていく。加熱しすぎるとパサつくという難点が気になるが、それをいくつかの工程で解決していくため、安心してほしい。
まずは鶏胸肉の脂身と血管などを外し、指3本分位の大きさにカットしていく。その後、ボウルの中で炭酸水、砂糖、塩を混ぜ合わせた「ブライン液」を作り、そこに鶏胸肉を15分程度漬け込んでいこう。あらかじめフォークなどで穴をあけておくとよりしっかり浸かり、仕上がりがジューシーになるのでおすすめだ。
漬け込んでいる間に柿の種に一工夫。小袋の状態で麺棒などでしっかりと砕いていく。衣のテクスチャを変えるためあえて粗さを変えるのもいいとのこと。今回は動画になぞらえて粗さを変えてみた。
漬け込みが完了したら、薄力粉、卵白、柿の種の順で衣をまとわせておく。ブライン液の下味はあるものの、アクセントとして薄力粉に黒胡椒を振っておくと更に美味しいとのこと。
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■想像以上に激ウマ
揚げる際にもポイントがあり、それが「2度揚げ」。1度で揚げても問題はないが、2度揚げにしたほうが肉汁が中に留まってジューシーに仕上がるそう。150~160℃で2分揚げたら引き上げ、その後180℃で1分揚げてカリッと仕上げていく。
仕上げにごま油を塗り、完成したのがこちら。一般的な唐揚げと比べて明らかにゴツゴツとした見た目で、無骨な雰囲気が漂う。
実際に食べてみると、ガリッとした食感の後にむっちりとした鶏胸肉の食感が伝わってくる。ブレイン液に浸かっているためパサパサ感がまったくなく、胸肉の旨味を活かした優しい味わい。これ、めちゃくちゃ美味いぞ。柿の種を使っているため衣にも味があり、噛み進めると風味が感じられ、それがまたいい感じ。
醤油やニンニクを使っておらず比較的に優しい味わいであるため、もしパンチが欲しい場合は追い胡椒、もしくはマヨネーズと合わせるのがいいかもしれない。
一度食べたらやみつきになる「至高の衣」、これは是非試してみてほしい。