“苦い”ズッキーニは「捨ててください!」野菜のプロが警告 食中毒になった人も…
野菜のプロとして知られる青髪のテツ氏が、苦味の強いズッキーニは「捨てて」と警鐘を鳴らす。“食べてはいけない理由”に驚きの声が。
「野菜のプロ」として知られる青髪のテツ氏が23日、公式Xを更新。「苦味の強いズッキーニ」を食べないように呼びかけ、その理由について説明した。
■摂取量により食中毒も
普段は、おいしい野菜や果物の情報を発信し、野菜を無駄にしないよう「捨てないで」と呼びかけている青髪のテツ氏。
しかし、「強い苦味のあるズッキーニは…捨ててください!! 捨ててください!! 捨ててください!!」と訴える。
その理由について、「苦味成分は『ククルビタシン』と呼ばれる毒素。加熱しても消えません」と説明。「予防のためズッキーニを切ったら少し味見してみましょう。摂取量次第では食中毒を起こします!」と警告し、「他の人にも教えてあげて」と呼びかけた。
関連記事:マジかよ…ゴジラが東京競馬場に上陸 作戦隊長にやす子が就任!?/PR
■腹痛や下痢、嘔吐などの症状
農林水産省によると、ズッキーニやかんぴょうの原料ともなるユウガオなど、広く食用として栽培されているウリ科植物には、苦味成分としてククルビタシンが含まれている。
ククルビタシンを多量に含むウリ科植物を食べると、腹痛や下痢、嘔吐などの症状を引き起こすケースがあり、普段と違った強い苦味がある場合には食べないよう注意喚起している。
なお、同じウリ科植物のゴーヤにも苦味があるが、これは「モモルデシン」という成分によるもので、食欲増進や血糖値を下げる働きがあるという。
関連記事:ジャガイモの“間違った保管方法”で食中毒のリスク 農林水産省が警鐘
■きゅうりなどにも注意
ユーザーからは、店で購入したメロンの苦味が強くて捨てたという経験談も。これに、青髪のテツ氏は「ウリ科の植物は全て可能性があります! きゅうりなんかも注意したほうがいいですね!」と解説。
ククルビタシンが多く含まれているかは見た目では分からず、味見する以外に確認の方法がないため「切って切り口を触って舐めるとか、少量だけ食べてみるとかですね」とも伝える。
また、食中毒を起こすような個体は「料理が台無しになるくらい苦い」ため、「味見して違和感を感じたら食べないほうがよいですね」としている。
関連記事:さつまいもの“アレ”、誤解している人は多い? 意外な事実に「知らなかった」の声
■食べた経験のある人も
ユーザーの中には、「毒素とは知らないで食べたことあります」「パスタに入れてちょっと苦みがあったからすぐ吐き出して、入れたズッキーニ全部捨てたの正解だった!」「去年ファミレスで外食した際に、ものすごく苦いズッキーニを出されて食べて食中毒起こしました…」と経験したことがあるという人も。
「苦味のあるズッキーニは駄目、なるほど…」「今年初めて育ててるんですけど、参考になりました」「良薬口に苦しじゃないんだ…知識って大事やなあ」といった声も寄せられている。