阪神タイガース打線に佐藤義則氏が苦言 「もっと考えて打たないとダメ」
佐藤義則氏が30日の試合で完封負けした阪神タイガース打線に「フライアウトが多い」などと苦言。日本ハム打線には称賛の言葉も。
元阪急ブレーブスの佐藤義則氏が、自身のYouTubeチャンネル『佐藤義則チャンネル』で、阪神タイガースの打線に苦言を呈した。
■30日の阪神対日本ハムを振り返り
30日に行われた阪神タイガース対北海道日本ハムファイターズ戦を振り返った今回の動画。
佐藤氏は阪神打線について「ノーアウトでは出てるけど、誰もセカンドまでいけてないというちぐはぐな攻撃。初回も近本光司がヒットで出たんだけど 、中野拓夢がレフトフライとなると、誰も前に進めないっていう。 そんなバッティングが目立つ。ノーアウトで出ても、全部フライアウトで終わってる」と指摘した。
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■難しいボールに手を出している
さらに「ゴロを打ったりしてセカンドランナーを進めるとか、そういうバッティングができてない。梅野隆太郎なんかでも、初球にセカンドフライ。難しいボールを打ってしまっている。そういうバッティングの悪さが出ている」と佐藤氏は語る。
続けて「バッターボックスの中で、余裕がないのかなというふうに見てしまう。ワンストライクをとられても、どうってことないはずなんだけど、ちょっとシュート回転してるボールだったけども、そこは打つべきじゃなかった」とコメントした。
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■日本ハム打線を称賛
阪神打線に佐藤氏は「ランナーが出てからのフライアウトが結構多い。今日(30日)はほとんどフライアウトだった。山﨑福也はそんなに速い投手ではないのに、フライアウトが多かったっていうのは 、打たされている、泳がされてるっていうのが見えている。ちょっと真っ直ぐを行くと詰まってしまう」と解説する。
一方、北海道日本ハムファイターズ打線には「松本剛は、コースに逆らわず、バットをしっかり立てて、そういうバッティングが、ハムのほうはしっかりできていた。インコースの甘いのはヘッドをしっかり効かせてレフトにヒットを打って、外に来たのは反対方向に打っている。ハムはそのへんがしっかりしている」と称賛した。
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■「もっと考えて打たないとダメ」
その後、佐藤氏は「もうちょっとただ来たボールを打つんじゃなくて、もっと考えて打たないとダメだよね」と提言した。
阪神は30日終了時点でチーム打率が2割2分2厘で最下位。チーム防御率がセリーグトップで、投手の力で上位をキープしているが、打線の不振が顕著となっている。