青森の“幻の駅弁”、おかず24種が食べられる神仕様 「天才すぎる」マニアから称賛の嵐
惣菜24種類が入った青森の駅弁「ひとくちだらけ」。駅弁マニアにも人気な弁当の開発秘話を取材した。
■意外なものがヒントになっていた
つがる惣菜の担当者によれば、件の弁当は6年前に発売したという。
24個に仕切られた弁当を作った経緯に関して、担当者は「一般的な弁当箱にひと口ずつおかずを入れてもゴチャゴチャしてしまい、上手くいきませんでした。その際、お土産でもらったチョコの1個ずつ仕切りがあるデザインがヒントになりました。資材屋で探したところ、24種類が一番多かったので、それに詰めたんです」と説明する。
チョコレートの箱から着想を得ていたとは驚きである…。おかず一つ一つにはこだわりがある。
担当者からは、「地域性や郷土色を大切にしたいと思い、青森県産の物や郷土料理、特産品に絞って青森色を出せるラインナップにしました。新青森駅で購入して東京に行く際、このお弁当と缶ビールを持って行ければ良いなと思い、お酒と一緒に食べられることも意識しました」と、熱いコメントが得られた。
“イケる口”の人は、この弁当があれば目的地に着くまでにビール3~4本を飲めてしまうかもしれない。
関連記事:1000人が選ぶ「好きな駅弁ランキング」 2位の幕の内を抑えた1位は…
■気になる買えるタイミングは…
発売当初は少々苦戦したそうだが、徐々に人気になっていく。担当者は、「駅弁マニアの方に刺さったようで、SNSに投稿する人が多かったです。テレビでも2~3回紹介され、問い合わせが殺到しました」と、笑顔を見せる。
当初は17時くらいに東京駅に搬入していたが、現在は東京駅に12時半すぎに到着するよう作っており、14~15時に店頭に並ぶことが多いそうだ。「ひとくちだらけ」に遭遇した際は、ぜひ旅のお供に食べてほしい。
関連記事:千葉の最強駅弁「マンヨーケン」、“96年間味が変わらない弁当”が最高 目から汗が出る…
■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
今期の推しは、『95』(テレビ東京系)、『Believe─君にかける橋─』(テレビ朝日系)、『イップス』(フジテレビ系)、『アンチヒーロー』(TBS系)。
・合わせて読みたい→千葉の最強駅弁「マンヨーケン」、“96年間味が変わらない弁当”が最高 目から汗が出る…
(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)