橋下徹、飲酒運転死亡事故を受け私見 「もう厳罰化ではなかなか…」

61歳の男が運転する車がバイクに追突し、バイクの運転者が死亡した事故。容疑者から基準値の4倍のアルコールを検出。

2024/06/17 14:15


橋下徹

17日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、酒に酔った男がバイクに追突し、バイクの運転手が亡くなった事故について報道。

事故を起こした男は泥酔して眠り込んだ後に暴走したとみられており、弁護士の橋下徹氏は飲酒運転を根絶するための施策について持論をのべている。



■酔って「歩けない」状態で運転か

14日、神奈川・川崎市で61歳の男が運転する乗用車がバイクに追突。この事故でバイクを運転していた51歳の男性が死亡した。

警察は乗用車を運転していた無職の容疑者を、過失運転致傷の疑いで逮捕。報道によると、容疑者は事故の後に現場から離れ50mほど先の工場の駐車場でうずくまっていたとのこと。

近隣住民は「塀のところに加害者の人がしゃがみこんで警察の人が結構問い詰めていた」「一言も喋れないし歩けない。酔っ払っていて歩けない…」と、当時の状況を説明している。


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■基準値の4倍を超えるアルコール

事故直後に撮影された現場映像には、道を塞ぐようにフロント部分が大破した白い車が。周辺には部品が散乱し、ブロック塀が崩れる様子から衝突の激しさが伺える。道路にはブレーキ痕は見られず、「ブレーキ音はしなかった」という証言も。

また報道によると容疑者の呼気からは、基準値の4倍を超えるアルコールが検出されたとのこと。さらに、事故を起こす数分前に信号の前で停車し続けて通報された経緯も。

車を停めて寝ていたと思われる容疑者に警察が声をかけたところ、突然車を急発進させて事故につながったと報じられている。


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■厳罰化ではなかなか止まらない?

逮捕された男は容疑を認め、「お酒も飲んでいたので、警察に捕まると思い現場から逃げました」と供述しているという。

この事故を受けて橋下氏は、「僕が免許をとった35年前は確かに社会は飲酒運転に甘かったと事があったと思うんですよ。その後、飲酒運転のトラックの衝突事故で大惨事が起きて、社会が一切『飲酒運転は認めない』ということになったんですね」と回想。

さらに「飲酒運転は今では(すると)仕事が全部なくなるような状況になっているのも関わらず、こういう事態になるということは、もう厳罰化ではなかなか止まらないとおもうんです」と考察している。


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■橋下氏「僕はもう車は技術で…」と考察

続けて橋下氏は、「僕はもう車は技術で…とくに今の車は呼気を吹きかけてアルコールがなければエンジンがかかるというシステムがあるんですけれども、でも費用の問題があるじゃないですか…」と発言。

飲食店側が運転者には酒を提供しないアメリカのシステムも話題にあがり、「確かに日本は、(酒を提供した)飲食店に関するペナルティはないに等しいんですよ。一応ルールはあるんですけど。だからそこを厳しくしていくというのもひとつのやり方だと思うんですね」とも提案した。

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(文/Sirabee 編集部・星子

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