『虎に翼』粗暴な道男は“ホントに悪い子”? 「思えないんだよなぁ…」細かい描写にヒントが
19日放送のNHK朝ドラ『虎に翼』で和田庵演じる道男の本当の姿を考察する声が。「根っこの部分は信頼していい」「優しさを感じた」と視聴者が注目した、さりげないシーンとは…。
19日放送のNHK連続テレビ小説『虎に翼』で視聴者から、粗暴な道男(和田庵)が「本当はやさしい子なんじゃないか」との声が上がっている。
■家族に不躾な態度をとる道男
18日の放送で、寅子(伊藤沙莉)の勢いにより猪爪家は戦争孤児で上野の街でスリのリーダーだった少年・道男を一時的に預かることに。
ところが道男は家族に対し次々と不躾な態度をとり、寅子の義姉・花江(森田望智)を「おばさん」呼びしたかと思えば「よく見たら綺麗な顔してんな」と話しかけ、花江の息子・直人(琉人)と直治(楠楓馬)は嫌悪感を顕にする。
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■花江に迫り、家族からは…
そしてきょう19日の放送では亡き夫・直道(上川周作)の背広を着た道男の姿を見た花江が直道を思い出して涙。
「直道さんがそばにいてくれたら…」と胸の内を明かすと道男は「俺、なれないかな。その人の代わりに」「花江ちゃん、優しいし、いい人だし、綺麗だし。だから俺…俺…」と口にする。
これに花江は「ごはんにしようか」と話を逸らすが道男は「なあ、頼むって。花江ちゃん」と迫り、そこへ直人と直治が乱入。2人に殴られ、はる(石田ゆり子)からも訝しげな目を向けられた道男は家を飛び出し、行方をくらませてしまった。
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■「本当は優しい子なんじゃないか」
この展開に「あんな方向へ行くなんてビックリしたわ」「やべえ道男が花江ちゃんに惚れてしまった、もう家に置いとけねえ」「花江ちゃんに言い寄るとは道男…恐れていたことが起こった感じ」などと視聴者は騒然。
「昼ドラなら花江ちゃんもっと危なかったじゃん!?」「朝ドラだから大丈夫だろうとは思いつつも深夜とか昼ドラならもう間違いなく襲われてると思ってほんとに怖かったです」との声が上がった。
一方、一部の視聴者は「道男は猪爪家で優しくきれいな花江ちゃんの助けや支えになりたかっただけ」「ずっとここにいたいと言えなくて、直道ポジになれば追い出されずに済むと思ったんでしょ? 花江ちゃんの役に立てばずっと置いてもらえると思ったんだよね」などと考察。
「道男、ホントのホントに悪い子だとはどうしても思えないんだよなぁ…」「本当は優しい子なんじゃないかな」との声が…。
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■細かい描写にヒントが
その根拠として上がっていたのが「トラちゃんが道男くんを連れて帰ってきたときに『怖い』と一番にその存在へ不安を示していた優未ちゃんが、道男くんの側で慣れた様子でお絵かきしていたの、あれを見たら道男くんの根っこの部分は信頼していいじゃろうて」「優未は道男に懐いていたし、直治と直人に睨まれても道男は怒ったりはしなかった。粗暴なだけで優しい道男」「直人と直治が殴りかかってきて、彼らの本気もあっただろうけど道男が殴り返さなかったところに少し優しさを感じた」といった声。
また、正座をして花江に話しかける姿に「あれは道男がかなり真剣に誠意を示した態度だったのではないかなあ」との声や「お食事中の態度は悪いし指し箸もしてたけど、箸の持ち方が案外綺麗だった」などとその所作から本来の性格を推察する人もみられた。
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(文/Sirabee 編集部・今井のか)