今の自分があるのは… 約8割が「過去のつらかったこと」に対して抱く想い
過去の経験、きっといいことも悪いこともあると思うけれど…。
過去のつらい経験が後になってよかったと思えることは、よくある話なのかもしれない。逆境を乗り越えて、成長を感じられたという人も多いのだろう。一方でそんな考えに対して、批判的な人もいるようだ。
■約8割「当時はつらかったが…」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女622名を対象に実施した調査では、全体で79.1%が「当時はつらかったが後になってよかったと思えた経験がある」と回答した。
多くの人が過去の困難な状況を振り返って、それが自分の成長や成功につながったと感じているようだ。
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■つらかった大学受験が
大学受験の苦労は今に役立っていると考える20代男性は、「大学受験のときは本当に大変でしたが、今ではその経験が自信になっています。毎日遅くまで勉強して、ときには時間管理に苦労する場合も多くありました。合格発表の日までのプレッシャーは計り知れませんでしたが、その経験が今でも困難を乗り越える力になっています」と話す。
とくに時間の使い方がうまくなったと感じているようで、「受験時代にしっかりと時間管理をしていたことが、今の生活に役立っています。当時たくさんのことを、がんばってスケジュール通りにこなしていました。そしてその習慣が身についていたおかげで、今は仕事とプライベートのバランスを上手く取れています」と続けた。
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■多忙すぎて体調を壊して
学生時代のつらい経験を今でも引きずっている30代男性は、「私なら、できるだけつらい経験は避けたいですね。大学時代に経済的な理由で複数のアルバイトを掛け持ちしながら学業を続けましたが、その結果、体調を崩してしまったことがありました。健康を犠牲にすることは、さすがに避けたかったと今では思っています」と振り返る。
続けて「もちろんその経験から学んだことも多いのですが、同じようなつらい経験を他の人にはしてほしくありませんね。とくに健康は、なによりも大切だと痛感しました。経済的な理由のため仕方がない部分もありますが、無理をしすぎたと反省しています」とも話していた。
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■できるならしなくていい
X(旧Twitter)での意見も分かれており、「つらい経験は、できるならしないほうがいいって言う人もいる。でも私は、つらい経験をした方が成長できると思っています」という意見が。
一方では、「自分はつらい経験をしてきたと思っているけど、みんなはつらい経験をしない方がいいと思っている」という意見も見られた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女622名