深夜マンションのドアから怪奇音、外の光景にゾッとした 監視カメラの語る「犯人」で二度驚く…

深夜にマンションのドアノブを回す音が響き渡るが、外に人影はなく、呼びかけにも反応しない。監視カメラに映った犯人は人間でなく…。

2024/07/01 05:45


 


 

■動画で見るとガチで怖い…

事件当時の様子について、Yebisu303さんは「6月15日の23時20分頃から、10分おきに4回ほど、連続してドアノブをガチャガチャと動かされる事態が発生しました」と振り返る。

ドアスコープから外を見ても何も映らず、「やめてください。警察を呼びます」と呼びかけても止めない、実際に110番して警察官に来てもらうも「怪しい人影は見えない」と判断される…と、ホラー映画の3連コンボをモロに喰らったそうだ。

Yebisu303さんは実際にドアノブが回されている瞬間を動画で撮影しており、これは確かに恐ろしい…。時折り、ドアを引っかくような音も聞こえたという。

なお横浜市公式サイト内では、ハクビシンやアライグマ等の野生動物の被害対策を呼びかけている。しかし「横浜市」に都会のイメージを抱いている人は、にわかに信じがたい注意喚起だろう。

そこでまず、横浜市みどり環境局公園緑地部環境活動事業課に、直近3年間の「野生動物の捕獲数」について尋ねてみることに。


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■「年間50件ほど」と思いきや…

横浜市からの回答によると、ハクビシンおよびアライグマの合計捕獲数は、2021年が1,015頭、22年が1,085頭、23年が1,388頭と判明。記者は「多くても毎年50件ほどでは…」と予想しており、まさか桁が2つも違うとは夢にも思わなかった。

「目撃情報については、単体の集計はありません」とのことで、市内における実際の生息数はさらに多いことだろう。

なお、横浜市の広報、およびみどり環境局公園緑地部環境活動事業課の担当者に事情を説明する際、「深夜にマンションのドアノブを回す音が聞こえたけれど外には人影が見えず、呼びかけにも反応しなかったそうです」という下りになると、両者共に「それでそれで?」と、非常に興味をひかれた様子に。

記者も心境としては「怪談を語る稲川淳二」で、自身の体験で無いにも関わらず、正直ノリノリであった。

そして「じつはハクビシンが犯人だった」とオチを説明すると、「そのオチは読めなかった〜!」と言わんばかりの、非常に良いリアクションを見せてくれた。

実際、みどり環境局公園緑地部環境活動事業課の担当者は「ハクビシンの被害は主に、木造家屋の天井裏等への侵入や家庭菜園、果実等が対象となり、マンションなどの鉄筋コンクリートの建物では被害はほとんど発生しません」「マンション敷地内で捕獲された事例はわずかです」とも説明していたのだ。

ハクビシン

今回の事例を受けて「自分の住んでる場所には関係ないな」と安堵した人もいると思うが、ひょっとしたら今夜、ハクビシンがやって来るのはあなたの家かもしれない…。


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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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