伊藤大海の逆転を許した投球に岩本勉氏が苦言 「大味に行き過ぎ」
オリックス・バファローズ逆転負けで5位に転落した北海道日本ハムファイターズ。岩本勉氏が先発伊藤大海に苦言を呈し…。
元北海道日本ハムファイターズの岩本勉氏が自身のYouTubeチャンネル『岩本勉チャンネル』で、6日の試合で敗戦投手となった日本ハム・伊藤大海投手に苦言を呈した。
■オリックス対日本ハムを振り返り
7日のオリックス・バファローズ対北海道日本ハムファイターズの試合を振り返った今回の動画。試合は4回裏にオリックスが先制するも、5回表に日本ハムが水谷瞬選手のタイムリーなどで3対1と逆転する。
しかし6回裏、ここまで好投していた伊藤投手が崩れる。オリックスは宗佑磨選手のタイムリーで追いつくと、杉本裕太郎選手が勝ち越しのホームラン。結局このリードをオリックスが守りきり、連勝。一方、日本ハムは4連敗で5位に転落した。
関連記事:吉田輝星トレードの背景を岩本勉氏が分析 「一人前になってくれ」とエールも
■岩本氏が伊藤投手に苦言
岩本氏は伊藤投手が逆転を許した6回裏のピッチングを振り返り「ボール球を投げたの、1球だけじゃないかな。あとストライク、ストライク。打ち損じろ、打ち損じろ。そんな投球に見えてしまった」と指摘する。
続けて「大胆ではなく、あれはちょっと大ざっぱすぎる投球かなと。体調がいいとき、そういうピッチングが出たりするんだけど。 たぶん本人が1番わかってると思う。大味に行き過ぎた」と解説した。
関連記事:新庄剛志率いる北海道日本ハムの逆転サヨナラ劇を岩本勉氏が称賛 「強い野球」
■回りのアドバイスを受けたほうが…
さらに「最近好調なオリックス打線が3巡目になり、ストレート系に狙い球を絞るようになって打ち出した。本人が『甘くなって打たれただけ』で終わってしまうと、次の登板も大ざっぱになってしまうので 、バッテリーのミーティングを」と提言する。
また、「自分になにが起きていたのか、試合に出ていた野手に聞いてみたらどうか」「回りのアドバイスを受けると、目からウロコがやってくることもある」などとコメントした。
関連記事:吉田輝星は「形を意識しすぎている」 岩本勉氏がピッチングに苦言
■5位転落も「あとは上がるだけ」
5位に転落した日本ハムに岩本氏は「ひと月前とはえらい違いやね。これもペナントレースの怖さであって、ファンからするとおもしろさでもあるんですよね」と指摘。
続けて「交流戦で苦しんで、そのままちょっと今、引きずってる状態やけど、今、ここ(底)だったら、あとは上がるだけだから。オールスターまであと、2週間ほどあるんかな。ガっと調子を上げたいところですね」とコメントした。
日本ハムは7日の試合に負け4連敗。エースの伊藤投手でも悪い流れを止めることができず、直近10戦でわずか1勝と苦しんでいる。