永野、YouTubeで“テレビのマネする芸人”に苦言 「ごっこっていうか…」
バラエティ番組の企画をYouTubeで再現する芸人について、永野と令和ロマン・高比良くるまが『永野&くるま クレバーなクレーマー』で議論を交わした。
8日深夜放送『永野&くるま クレバーなクレーマー』(テレビ朝日系)でお笑い芸人・永野が「一部の芸人のYouTube」に関する持論を熱弁した。
■世の中をよくするクレームさがし
芸能界きってのクレーマー、令和の配信王・永野と漫才王者・令和ロマンの高比良くるまが、現代社会に数多く存在するクレームのなかから世のなかをちょっとよくする「クレバーなクレーム」を見つける同番組。
「テレビマンが普段なかなか言えない視聴者へのクレーム」をテーマに、クレバーなクレームか、ただの言いがかりかを2人が判定していく。
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■番組キャプチャで議論
番組の1シーンを切り抜きSNSに投稿する違法行為「番組キャプチャ」へのテレビマンの不満が寄せられた。
永野は「それやってる人ってさ、ちょっと関係者っぽい意識ない?」と推測。番組がおもしろいのは制作側の努力だと前置きして、番組に関係なくSNSにキャプチャをアップするだけの人物を「サンプリングのセンスに命かけてません? あいつら」と切り捨てる。
高比良もそれに追随し「俺あれ、自己肯定感の最下層って呼んでるんですけど」と主張。公式でも個人でもない「テレビを超越して監視する存在」をきどっていると苦い表情を浮かべた。
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■収益化が問題?
そういった番組キャプチャが収益になるとの話題から、高比良は「そういうやつはあんまり好かれない(風潮がある)。あくまで義賊を求める」とネット内の構図を解説。YouTubeも同じ流れで、「YouTubeでも収益があるのに、会員制の有料動画サイトに誘導した瞬間に怒り出す人が多い」と持論を展開する。
ここで永野は「よくやるなって思うのが…」と口を開き、テレビっぽいバラエティを「完全に自分のYouTubeではじめた芸人ってどう思う?」と高比良らに質問。高比良らは「ちょっと数が少ないな」「なんとなくわかっちゃいました」「検索結果が少ねぇー」と当てはまる芸人がすぐに思い当たると苦笑した。
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■特定の芸人のYouTubeに不満?
永野は、自身も配信・YouTubeに収入面で助けられていて「楽しい」と強調したうえで、「YouTubeでバラエティっぽいことやって、なんか発言して『まずいまずい』って(慌てる)…なにがまずいの? スポンサーいないのに」と一蹴。「テレビごっこというか、『ダメダメ、ピー入れて』って、別に…言えるだろ、お前が勝手にやってることじゃん、YouTubeで。お前が切れば(カットすれば)いいじゃん」と笑う。
「平成初期のテレビバラエティにあこがれている」ユーチューバーなら問題ないが、芸人が再生数・収益のためにYouTubeで「テレビっぽいバラエティ」をやる点に不満を爆発させた永野に、高比良らは「とにかく少ねぇー」「顔が浮かんじゃうから」とツッコんでいた。
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(文/Sirabee 編集部・サバマサシ)