社内会議の終了後、Zoomが放った6文字が辛辣すぎる 「日本社会の日常」と共感の声も…

仕事の会議中に「この時間、無駄では?」と疑問に感じた経験はないだろうか。X上では、Zoomによる「人類の代弁」が話題となっていた。

2024/07/12 05:15



■過去にも「似たようなフィードバック」

ポスト投稿の経緯について、金森さんは「今回の会議は内部会議だったのですが、議題・論点はいくつもありました。ですので、AIがこういったフィードバックを返すのも仕方ないかな…と思いつつ、フィードバックの内容自体が面白かったので、投稿しました」と振り返る。

なお、過去にも同機能の使用経験があるそうで、「そのときも同じようなフィードバックでした。今回の会議のような場では、まだ上手くいかないのだと思いますが、将来的には実用レベルに達してほしいとの期待はあります」とのコメントを寄せてくれたのだった。

Zoomのフィードバック内容を、ZVC JAPANに確認してもらうと…。


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■スゴいぞ、Zoom AI!

件の「Zoom Meetings議事録作成機能」の詳細について、ZVC JAPAN担当者は「Zoom AI Companionという、Zoomの生成AIが使用されています」と説明する。

続けて「議事録の作成はもちろん、ミーティングの要約も作成もでき、2024年1月末時点で世界で720万件のミーティングの要約が作成されるなど、多くの方に仕事の効率化にお役立て頂いております。また先日(取材時点)、対応言語がプレビュー版を含め36言語に拡大したことを発表いたしました」と、その実績についてコメントしてくれた。

もちろん議事録だけでなく、会議中に聞き逃した内容をAIに質問し回答を得たり、自動でチャプター作成することで欠席した会議のレコーディングを効率的にフォローアップ可能。さらには、話す速度やボリュームなどを分析するミーティングコーチ機能も搭載されている。

そんな「Zoom AI Companion」は、対象の有料ユーザーZoomアカウントにて、追加料金なしで利用できるのだ。

そんなポテンシャルを秘めたAIが「会議の議論が不明確」を連発してしまった件については、「お客様のユーザーエクスペリエンスは環境や設定に左右されることもありますので、個別のケースについてのコメントは控えさせて頂きます」とのこと。

もう数年もすれば会議の内容を完璧に理解するだけでなく、課題を発見して新たな提案をするAIが誕生するかもしれない?


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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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