バカリズムも驚き… SMAP解散で宮崎県民だけが受けた恩恵とは?
宮崎県の特殊なテレビ事情をリサーチすると、SMAP解散の時にとある恩恵を受けていたことが判明。
11日、お笑い芸人のバカリズムさんがMCを務める『私のバカせまい史』(フジテレビ系)では、宮崎県の特殊なテレビ事情をリサーチ。
2016年に解散したアイドルグループ・SMAPに関して、宮崎県民がある恩恵を受けていることが判明しました。
■民放が2局しかない宮崎県
今週のテーマは「謎多き宮崎県民のテレビ番組表史」。プレゼンターはお笑いコンビ・さらば青春の光の森田哲矢さんです。
宮崎県は、民放テレビ局が「テレビ宮崎」と「宮崎放送」の2局のみ。また、北部と西部に広がる九州山地が他県の電波を遮断しているため、隣県のテレビ局の番組も観られないという特殊事情があります(地域により異なる)。
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■キャンプ地なのにWBC放送されず
例えば、2023年に開催され、日本が優勝を飾った『ワールド・ベースボール・クラシック』(WBC)は、決勝戦の生中継に日本中が沸き平均視聴率42.2%という数字を叩き出したものの、なんと宮崎県では放送されず。
同県はWBCのキャンプ地だったにもかかわらず、生中継の代わりに『めざましテレビ』(フジテレビ系)や『ラヴィット!』(TBS系)など民放各局の情報番組やバラエティー番組を放送していたのです。
他にも、宮崎県では漫才コンテスト『M−1グランプリ』(テレビ朝日系)の生放送もなく、『ミュージックステーション』『徹子の部屋』(同)といった有名長寿番組の放送もないことが明かされます。
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■5人揃ったSMAPを見納めできた日は…
一方で、損なことばかりではなく「宮崎県だけの恩恵がある」と言う森田さん。2016年末にSMAPが解散を決めたことを取り上げます。
国民的グループの年内解散ということもあり、「大晦日になんとか5人揃って見たい」という世間の声を汲んだNHKは、歌番組『紅白歌合戦』に5人揃って出演してもらうよう交渉。しかし、残念ながら断られてしまいます。
そのため、5人揃った姿は同年12月26日に放送されたバラエティー番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)最終回が見納めとなったのでした。
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■「5人揃った姿を、宮崎県民の方が…」
「しかし、宮崎だけは違いました」と森田さん。ここでモニターに映し出された宮崎県の2016年12月31日のテレビ欄を見ると、『SMAP×SMAP』最終回を昼12時から4時間放送していたことが分かります。
つまり、宮崎県民は他県民と異なり、大晦日にSMAPが揃った姿を見ることができたのです。森田さんは、バカリズムさんやレギュラー出演者のお笑い芸人・ヒコロヒーさんらに向かって「5人揃った姿を、宮崎県民の方があなた方よりも鮮明に覚えてます!」と主張。
客席にいた宮崎県民の女性も思わず「そうですね」と苦笑いする流れとなりました。
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(取材・文/Sirabee 編集部・大島 あひる)